<1813>「肌の中の粒、無時間の粒」

 は、は、私は、ここに立つ、

 そのさわぎの中心に、ひとつのヒを置き、、

 私はこのなかに巻かれる、、

 あ、ひとつの殻、、

 私は、大きな波と、そのいちいちの粒に、

 上手く一致し出していて、、

 は、ここに身体が立つ、

 ひとつのさわぎのながさにそれを置き、、

 ヒが立つ、

 装いが立つ、、

 あたしはそのジのさす方へ、さす方へ、、

 まともに向かった、、

 

 は、身体がこぼれて、、

 私はそのまま、時刻も知らず、、

 風景も知らず、、

 ただのだだひろい、だだひろい空間がある、、

 私はこのなかに、ただの線になってのび、

 ただの時刻になって少しずつ振れ、、

 ただほうと呼吸を回す、、

 なにだ、なにだ、、いくつかの粒を入れ替え、、

 私は流れを含み、、

 それを無時間の底へ浮かべるように、

 浮かべるように、

 このジを振るった、、

 振舞いはまたここにいち仕草で生まれて、、

 揉まれ、踏まれ、、

 また平面にのびた、音もなく、色もなく、、

 ここへのびた、、

 はあ、 

 私はこの通りの動きを知っていた、、

 現在性のなかでこれはひとつの波だと思っていたものも、

 確かに波であったには違いがないかもしれないが、、

 個々別々に吸われ、含まれ、、

 まったく新しい粒になり、、

 ひとりで振るえていたのだ、

 私は他にどこにもないものを蓄えていたのだ、、

 ここから剥がれて、、

 静かな跡になりながら、、

 

 あ、当たり前に流れる、絡まる、、

 わたしはその時刻に、同じ姿勢で含まれていきながら、、

 そのもののなかに跳ね、

 そのもののなかにあばれる、、

 あたしはそこに肌を付けて、

 どこだ、どこからこの響きは来た、、

 私は粒だし、私は点の記憶だ、、

 これはどこに行けば流れ出すのだろう、

 これはどこにうまって私のなかで勢いを増すのだろう、、

 手近なところから触ってみようか、、

 あたしの肌へうまって、、

 時間もなく、、

 絵になって止まないもの、、

 あたしは揺らぐ、振れる、、

 ひとつの粒に対して何重にも生活をつみあげながら。