<1826>「微笑み」

 あなたはそこに微笑みを置く、

 どこから生まれ、

 そこに柔らかさが置かれるのか、、

 私はその場所へ、身体全体で、長い時間立っていた、、

 今ここから消えるのに、

 あなたは生まれ、、

 あなたは長い微笑みでもってここにあった、、

 私はその優しい光をいつも思い出すことはかなわない、、

 ひとりでその景色から剥がれ、

 どこへとなく浮遊してゆく、、

 ほらそんなことは当たり前と、

 言わぬばかりに、私もまた、青い日のなかにあります、、

 

 なにだなにだ、、

 装い、勢いを持ち、並び、、

 私が自然に軽くなるところへ、

 静かに手をつき、

 おそらくそのままの速度で巡る、、

 そのままのはたらきのなかで生まれるのを、

 静かに確かめていた、、

 私はここから泡立ち、、

 泡立ち始めてからなかへすぐに入れ、

 あたしはそこで微笑むから、

 次から次へ混じっていってくれればいい、、

 あたしはその方途のなかに萌し、

 次から次に朝を迎える、、

 ほらそこで声をかけ、、

 ふくらむものら、、なんとなしに笑って、、

 私はそのかたを静かに含む、

 あんまり柔らかいので、そこから静かな笑みにならざるを得ない、

 そこから生まれざるを得ない、、

 生まれて、風の流れるなかへ立っていずにはいられない、、

 ああそうか、、

 各地にその笑みのための粒があり、、

 私は上手くそれらを身体にまぶしてきたのだろう、

 それで、この夜は黙って、、

 静かにそれが香りを持つのをじっと待つのだろう、、

 なかに動いている、、

 なかに動いているもののそれぞれ、

 あたしに似て、、

 上手くそこからの送りを肌に受けた、、

 

 まとうだけのものはまとい、

 放るだけのものは放り、、

 あたしは正面へ、微笑みを、、

 あなたはそれは笑い出したいのじゃない、、

 真面目なのですね、、

 真面目も真面目、大真面目で、、

 あなたはその柔らかい線を引いて、

 今ここに立っている私の環境になっているのですね、、

 その静かな波に打たれて、、

 私はこの場所へいた、

 その時間から離れたあとも、、

 私はこの場所へ来て、あなたの顔を見ていた、

 微笑みで、

 あ、また、微笑みで・・・