<1809>「一量の出自」

 そこに、私は一量で紛れて、、

 ただに続く、、

 そくから身体を出し、転げ、、

 僅かな表情を見せる、

 この動きはどこに潜るのか、

 私は多方のことを知る訳ではないのだが、、

 どこから、どこから、、

 流れる隙間、流れるうたい、

 に、あたりまえにはられているもの、、

 私はそこに手を寄せる、

 なにやか、静まって、あたしの肌に見せる、、

 なにやか、ひろがり、、

 徐々に時間のなかにはいり、

 それへ似てくる、、

 あたしはそっくりそのなかに、染み、流れ、、

 一量、回転する、、

 

 あたしがその装いのなかでじれているの、

 あたしは肌に呆然として留まり、、

 地平の、果ての、果ての方へ、

 物事を集め、

 その、時刻のなかへ、静かに運動が来、

 来たことで、だんだんに熱を帯びてくるのだ、

 あなたはそのような温度の泡の中に生まれ、、

 ここへ、点の意識で巡り、、

 また静かに生まれ直し、、

 また発出する、

 また粒になって列に重なる、、

 あたしはいたくこの光景に感じいり、、

 その隙間のなかへ、

 もぐり、もぞもぞと、物事のなかを、まさぐる、、

 なにか冷えた物に当たり、、

 また一層無言へと、順にズレていく、、

 あたしはその姿勢の、長い固定のなかに、

 一量で入り、、

 一量で浮かぶ、、

 

 おまえはそこのなかに身体をいれてどうだ、、

 発出するか、

 こぼれるか、、

 なにがな、色濃さも、ここへ、はっきりとして、、

 なにや、自も、はっきりときこえて、、

 ここに紛るのであろうな、

 ここに姿をしながら紛るのであろうな、、

 ふうと意識が温度を揉んで、、

 日と日を迎い、

 あたしはこのなかへ水があがったものとして続けざまにありますよ、、

 枚数に枚数を重ねてありますよ、

 と、ひとつの仕草のなかにきかしている、、

 あ、あ、、揺れてくる、

 あ、まじってくる、触れてくる、、あたしは、

 あたしは声もしないのに、

 ここにまた生まれて、、

 響きのそこに手をつけて、、

 また線の先端が新たに見え始めるところへ来た・・・