この道筋に足る風景ならばいくらも持ち合わせているはずだから、、
ひとつひとつまた内に含み、それで、寄越してください、、
私が人間に入る、
すると明かりがつく、、
明かりを頼りに、ここへ、滑るようにして、出てきた、、
なに、歩が溜まる、
歩がその場で溶けて、静かにたまりこむ、、
ああ、ここで水が出来て、
そっくりそのままこの場所へ来るようなのだ、、
だらりだらり、、
私はここでまた切符を掴み、、
液として渡る、、
暗闇のなかをほうけさわぎで渡って来て、、
今、作り合わせの、、まくろな空間のなかへ包まれながら、
ずっとこの透明な線は長くなっていく、
ずっと長くなりながら、
明らかにここのなかへ溜まったものを、、
ひとつ掬って来た、、
あたしはその作業の中にひとつの音楽が入るのを、
両手の運動のなかにいながら感じた訳だけれども、、
誰かこの響きのなかに漏れて来るものはありますか、
続き続き、、
誰かこの夜のなかにまっすぐに肢体を現すものはありますか、
と静かにきいた、、
私は、、いくらも当たり前の通りに身体が流れ込んだのを知り、、
どうしようもなくそこに立ち、、
呼吸がひとつひとつ来て泡になるのを待っていました、、
私と、その建物が止まった、
外へいくつもまわりながら、
私はそこに止まり、泡立ち始める、、
誰彼も、これを静かな眼で見てくれるならば良いな、と、
そこにひとつの粒を置き、独話した、、
あたしはその道に束になって流れ、、
いくつまで含むか、そうか、、
まったく見事な円になり、
そのなかでどこまでもほうける、、
私は姿になりました、
きっとどこかで見届けて、このまま無形になり、映像になり、
どこか、知らないところで、
静かな視線のなかで、また生まれていることを思うと、、
あ、当たり前に無数の線になって、
ここへ垂れているものがなにかと、、
そのまま訊ねることになる、
いちどきにそのリズムが来た、、
平素は、内にこもり、
どこまでも どこまでも、下方へ行き、
そこで音の溜まりをなしているものも、、
ただそこに線が来て、
道を用意されると、、
かわいてあがってきて、
そこに出る、、まったく振れた様子で、軽やかに・・・