わたしが隙間をうかがい、、
そこから液の垂れて、
いる方向を指す、、
またあたしは手のなかに紛れて行き、
そこにある姿を掴む、きく、、
揺れてあるあなたの、
存在のなかにほぐされて行き、、
私は波を持つ、、
水面が、立ち、
私はその、白く打つ、波のひとつひとつに、
うたを編み込んだ、、
そこで一度光り、
あとは溶けて、その先へ、
静かに沈み、、底まで行き、声のための空洞に、
育つ、、
ただの肌に、付き、揺れて、、
今、ここの呼吸は、
静かに触れて、、ここに、
器の時刻を編み出す、、
あたしは、まっすぐに存在し、、
ただ、ひとり、
器の時刻のなかへ、白い声を垂らす、、
白い声はただ底のざらりとした触感に当たり、、
すぐに往時を作る、、
すぐに往時の振るえとして生きてくる、、
あれ、この香のなかに、、
ジが混じり、
またそのなかに、ジが混じり、、
ただ、隙間から、漏れて来て、
私は、その場所にいた、、
たれかその払いのなかに紛れ、
私が居たことを伝えられる、のではないかと、、
思えたのだ、、
この回転の音、ひとつの、
器の装い、
器の時刻のなかに、白い身体を当てて、、
うなずく・・・
長い誘いのなかに当たり前に入る、、
あたらしいあなたの身が見えたのだ、
静かにかわし、身体が、、
このマのなかで軽くなり、、
このヒのなかでただに様子をあらわして、、
また私のなかをよぎる、、
かたかたという音のなかをまたはだかでよぎる、
出た、私は出ていた、、
ここまで漏れてしまうとは気がつかないまま、
出ていた、、
私はそこにこぼれて口を閉じていた、、
どこから染み、、
どこから同じ姿なのか、、
少し入り、、
私が少し入ったことにより、この場所は、少し、声をあらわしやすくなったようだ、、
面が揺らぎ、あとを長く見ていた・・・