本当には入ると、
思われはしなかった場所に、
ねえ、
次々に入っている、、
私は、
生まれたばかりの身体から、
その響きをききとり、
恐怖した、
その二人の表情を見る、、
何度も、
私がこの地平に叩きつけたものを、、
まっすぐに見る、
ねえ、
あなたにはアピールがない、
もっと、
もっと近くなりたいという、
アピールがない、、
私は水のままで、
ここへ簡単に流れてしまい、、
またもぐる、、
ひびきをききとりに地下まで、
もぐるもぐる、
あれ、
からだかたいな、、
少し水をくれ、、
水を含む、、
あなたの姿勢がまた、、
こわいくらいに整備され、
あたしは死と隣り合わせ、、
生まれたばかりの時日と隣り合わせ、、
簡単に見ていよう、、
簡単にこの場へ、
運ばれていようよ、、
そのときの形、、
からだが振り返り、
全ての時刻を寄越していく、
あたりまえの姿、、
ある不安時日に、
あたしの目は注がれ、、
水がこぼれることもかまわず、、
複数になった、
あたしの呼吸は、
この場所をひらいていく、、
ねえ、
からだかえそう、、
からだかたちよこそう、、
まだ見たこともない、
ただのまるいかたち、、
あたしはなににより、
ここへきた、、
なにが招び、、
なにを立てている、、
このしらぬヒのわたしのさそい、、
先へ来た、
先へ来た・・・