<2125>「手は眠り、目覚める」

 はなもヒもだ、

 、、

 揺りかかる、

 私へのこの一量、、

 さわぎはこの時刻を知れて、

 次々に、

 ここへはいる、、

 あたしがもののまとまりのなかへ来る、

 呼吸は増えて、

 あたりのなかに伝わる、、

 ア、

 しられた太陽時日、

 からだから先に来て、、

 からだから先に帰る、

 

 あたしは照り、

 ものは花となり、咲く、、

 なにだ、なにだ、ひらく、、

 次々にきこえたところ、

 一量の、その過ごした身体には、

 私など、確かにいて、、

 ゆっくり、あたりまえに、転げながら、

 長いヒ、

 それは私、見る、、

 見る時節、

 見るいのち、、

 からだはとまどってくる、、

 しずかに水のなかに溜まり、

 あたしは風景へ来る、、

 なにだなにだたまりの、

 からだのうたうてのなか、、

 走る走るしらせの、

 もののうたいあわせのなか、

 からだも潜る、、

 今、合わせた呼吸に、

 それぞれのジでいて、、

 私は芯からたまる、

 ものはそとがわへ動き、

 からだは全体へ来る、、

 この円ハ、

 円環ハだな、

 なにようだろうかねえ、、

 んエ? ん、エ?

 

 もののみごとなさいのなかへ、と、

 ほら、

 うたいの中心の振動のなかに手は行き、

 手は眠り、

 手は目覚め、、

 じりじりとうっているあなたのたよりのほら、、

 前を見て前を見て、、

 その育ちのなかにあなたの生まれの、、

 細い時刻の、

 身体の嗅ぎハ、、

 あたりはそのそばで揺れながら、、

 またもまだら、あたしは絡み、糸、

 それから手を作り、手に、ひとり作られる・・・