<1426>「滲んだ点の、響きに放られ」

 身のその同じようにとけてく、

 身のその、同じように、、

 今また、そこで払われていたものが次々に、、

 払われて来て、、

 静かな姿勢で、、居る、、

 点を、なにとはなく、打つ姿勢、、静かに、

 くらべて、、

 身体に落ちるその点をなにか適当なそぶりにくらべて、、

 私は居る、、

 

 ひきりなしに声が重なってその先に私は居て、

 どうりで、、

 言葉のなかにそも、同じような格好で居て、、

 すばやく、

 すばやくとけてく、、

 振れ、振れていて、、しばらくとけてくる、、

 その重なりの残ったところ、、

 私が不用意に足を乗せて、

 ざっと音がする、、

 ざっと静かに確かな音がする、、

 

 延長されたその残りと、

 響きのなかに、、

 何事かを見出して、、

 見出したままにとけてくる、、

 とけてくる映像の、そのなかへ、

 身体、身体ごと、、

 何かという響きをせんままに、

 から、からとひとしきり音を立ててここに、

 身近にどうと‐とけだしてくる、、

 

 騒いで、、騒いでいたままで、、

 身もなにかしらを知らず、、

 私は点で、、

 放り出されたあとで、、

 小さな風が過ぎるところで、、

 身体が次々にとけて消え転がるのを、、

 軽々と跳ねてゆくのを、、

 何という訳も見出すはずもないまま、、

 転げて、転げて、、

 見ていく、、

 私はひとつの点が滲む、

 

 何か、感興の輪が、、

 ここらへ膨らんでくるようにして、、

 それから、、

 私は方向をくしゃっとして、

 行方を、、

 行方を知れないように、、

 身体が溢れ、、

 響きがこもっていて‐どうという響きもせない、、

 また私から伝って来る、、

 滲んだ点の響きが、、

 身体に後れて、、

 ここへ、ここへ、、

 どうやらここへ、、短く出して、、身体を見ながら、、