透明だ。呼吸が影の中を行き、満ちながら、おい、おい、とひとつ、この場へ滑り込んでくるのをひとりでに見るようだ、、
見るような行きを、、
ひとりで感じているのを、
おう、そうやってひとつに生きていた、
どうだか、呼吸だか、なにだか、身のところまで吹いていきながら、、どうなのだろうか、おうと、、
言う、、
このまま身がとけて、徐々に透過せなくなってくるのを、、
重たい身の動きが、、
ひとりでに肌が次々に底へぶつかるのを、、
未だに感得したまま、、
そこからどうしたってだら、だら、
・・・、
あたしへ、、方向へ、、
いちいちが軽く出来上がってしまい、、
もう、、まったくそこへ、、
重さを記憶だけへ残して、、
ただ、はた、はた、
ひら、
ひらと、、もう、一歩も、二歩もなく、、
ただはら、そのまま、、
諸々が消え、、
とけてなくなった記憶だけを残して、、
ここから、、順にはたと回転する、
おい、おう、おう、、
どうやら、どこへ、
そこへ小さな、、
なにとあらはされるまもない影が、、
瞬間へ細かく映り、、
それがほう、ほうとよぎったことを、、
ただ端に感じて来る、、
それが僅かな動きを立てて、、
ここへ流れてきたことによって、、
重さも、なにもなくなって、、
ひとつひとつの行き来が徐々に変わることを、、
ひそかに知る、、
まともにはらはらとはせないままで、
ここへ、、身体の向きの、
その香が移る、、
移ったままの身かなにかが振れて動いてくるのを、、
もう軽々と去った後には、、
知らない、、
その先へ道がもりあがるようにして続いていたとしても、、
歩いていたことを、もう知らない、、
そのような影が目の端にぼうと光り、、
ぼうとしたままで、
知らない、、
なにがここへ振れてこのようにだだらだ、だ、と とけたものから、
あらわれたのだか、なにだか、、
気がついていないところに、、
ひとつの細い糸がついて、、またそこから同じように溢れる、、