<1439>「ただなかに見る身体」

 あの、どうしたってそこに、身体が見えてしまい、、

 誰か、どうやって、どこの通路を経て、出たのか、、

 そのいっそくも、何故だか、、

 誰も静かにしていて、、

 それはそうであると思う、、

 何故か、時刻に、、

 

 あたしは、それは、、当然のこととして、、会うのだと思うと、、

 揺れていきながら、きこえる、、

 そこに流れたはずのものが順に聞こえ、、

 ああやはり、驚くことではないのだろうかと思う、、

 

 そこへ揺れていながらで、

 上手くたたまれると、、

 上手く挟まりながら、止まり、、

 いつの音だとかは、よく分からなくなり、、

 いる、、

 

 どの、正確な時間なのか、、

 なにがな、垂れたまま、、

 おう、どこだ、、

 少しふせていて、、

 十分な量の、

 上手く泡を吹いて見え隠れする、、

 身体が徐々に泡を吹き上げてくる、

 立ち上げて、、

 そのままで、立ち上げて、、

 いながら、おう、

 そこ、吹かれて、、

 

 あたしがそばでもうもうと身体を吹いて、、

 そのまま遠景まで、、

 そのままけむっていくことを、、

 ひとつのまた忘れた仕草のなかに見せ、、

 そこを過ごす、、

 そこをただはなやかに過ごすこと、、

 いまにいちどのはなやかな身体、、

 

 おい、けむっていたなかの子よ、、

 あたしがただ見え隠れして、、

 点になり、、

 そこをとめどなく風が吹いてゆらいでいくさまの、、

 なにか感興さえも遠くにいくありかた、、

 けむっている時間の、、

 

 それを生きた日のありようへ、

 私は投げる、、

 たとえばありたけの声を投げることなどはしない、、

 そこへ、、

 方途という方途もないものを、、

 べろべろとただよわせ、、

 見せて動ける、、

 ふらふらと喜べるだけのありようを、、

 小さく手に取り出して、、

 なにがとは言わずに見、、

 今もここへかかわる、