<1441>「手がかたまりを見る」

 短い手がここへどうとあると言ったらいいのか、、

 それが、、

 なに、いまの響きはどうだ、、

 からになったところへ生成されたのだ、、

 などという、言葉の跳ね起きを、、

 まあなにとあざやかにほっていくのでしょうね、

 まるで、ここに、手などというものの、

 およその含み方全部が、、

 見え切ったままになっていることなどを、、

 知れる、、

 

 そのひそみやかな箱の中にひとつの液としてつたわっていけばいいのではないか、などという、、

 どぉんとした声が、

 どぉんとした声が続くのを、、

 私がここで見てるだろうと思う、、

 いち、量のところへ、

 つたっていくだろうと、、

 

 歩をままで穏やかにゆするところへなにがな、、

 大いな手合い、、

 てんてんばらばらな流れ流れが束に巻かれているところ、

 そこへ、、

 見ているだけの限りの足が伝う、、

 その仕草のなかにいくらも粒が垂って

 たったままでいうと、

 それは知らない、

 またかかる日のなかに見えて、

 ひとつも、

 

 ・・・、と、わたり、、

 そこを黙って歩行するものはなにか、など、、

 いくらも、

 まだ眩しい、、表情が少しあって、

 ただいた、

 そのはたかれる騒ぎのなかにいて、、

 

 なにかこう濃いさを持ち、

 ここへわたしながらも、、

 それがただの液であるか、、

 流れてはただ事の裏に入ることなのかはいまひとつピンと来ないようで、、

 さして何、よく言うところなどなく、、

 不思議に底の方でかたまり、黙っている、、

 

 はれてはその量のなか、

 私は今微妙に離れ際をつかんだ、

 みている身体がなにか、

 欠けたはたに少し摑まったままで、

 そこへふら、

 ふらと垂れて続く、、

 続いているものが見ると少し緩慢に、

 はたのふらふらと揺れるところまで届き、、

 また潜り込んでいく、、

 またなど、かこいへ、、

 通い込んで、、またかたまりを、見てく、、