<1433>「光を薄めながら混じる」

 なかの日をうすくなった気で、、

 ただにひとつ、そのまま、歩をまぎらして、、

 まじてきていて、、

 そのままに増えて、

 私を僅かに追い、、

 音だけ、

 それも、日のなかへ、必要となる、そのぎりぎりの音の為方で、

 

 まじる、まじる、

 とてもまじて、

 身体なんかがどうしてこうか‐軽く保たれているところへ、

 いくつも、

 いくつほどにも風向き、、風の向きをたよってどこからも、

 はいる、はいる、

 どうしたってまじてきたものの先へ、、

 その混在のうたとして、、

 一歩が、

 どうしたってそこに見えてくる、、

 見えてきたってそれを、

 当たり前に手に近づけてみるだけだけど、

 その響きの、、

 

 あたしはその響きの続きが絶えた風までも今にここでこうやってあびている、、

 どこへやらへ‐へたりこみ、

 くたばったその先の、ととと、と垂れてくるひとつのけを、

 けをここであびている、

 どうしたってまじて、、

 どうしたって私が生きている先のところへ、、

 ぶら下がって、

 数限りなくなってくるの、揺れが、、

 その正面へ、、

 まわってあびてまじているの、、

 け‐が、

 

 細い線が、どうしたって長じてきて、、

 それを、、僅かな目で追い、、

 また かいだことのないもの、

 きいたことのないうたいを即座にものにしていて、、

 歩がまったく違う表情で、そこへ、、

 振られて、、

 誰彼となくそちらの方へ身体がひかれてくるような、、

 ひとつの景のなかの日に、、

 知らず、、

 そのひとりとして居たらしい、、

 

 居たからその外気の残りを今 はたはたとここらへんで、、

 何かとても平然と、、

 確かめるらしいのを、、

 私は、、すっと目の光りをうすめながら、、

 そこへ、、あるかなきかのもののように見留め、、

 その残りを、、

 ここにはかれてまじてたまっているものを、、

 僅かに見留めると、 どこか、

 きこえないほどに遠く、、

 駆けてきたあしのかたが残る場所が、どこかへまじたままだと思う、、