はだかの騒ぎのなかにあって、、
長々と、人を見つめている、
重たい、
まだ当たり前にこちらへかけて来るものがあって、、
それを、、
どう挟んでいたらいいのか、、
私は単純に水を掴んでいた、
水は含まれて、、
常時動いている、、
動く、、そんなに、
身体の外にある水に、手を潜らせているだけなのに、
掴んでいる、そんなに、、
これというきっかけもないまま、
漏れて、
こちらへどうと流れ出して来たらしい、
私は、単純に黙っているしかなかった、、
その、生きているという仕方に、
黙って立っているしかなかった、、
そうして、
なにが、どこへも、居ないみたいな、、
そんな表情をしていることが、
どこからか、すぐそばに、
真っすぐに伝っていって、、
私はどうと、どうと声をあげたけれど、、
そうして、それは、
一度も響かなかったように過ぎて、
過ぎたあと、やはり、
私は単純に、黙って立っていた、、
見えるところへ、身体を置いて、、
なおも、ただ、
ほうほうと短く話しながら、
そこへ、だんと立っていた、、
あたしはそのなかへは‐はいらないわけなのね、
さあ、さあ、さあ、
あたしはそのなかへはいらないだろうと言うの、、
いっとき、風から、
いっとき、渡りまで、、
誰も知らないようで、、
目のなかには数えるほどのものも入らない、、
誰かが、そのなかを、、
大層不思議そうに覗き込んで、
もう、もう、
もう彼は別のことを考えている、、
ただ単に水の流れに沿い、
別のことの上で回りながら、、
黙して、 ずっと遠くへ、、
回転の、軋る音だけから、
あそこらへんで、
何事も容れない熱が、、
ただ呼吸を弾ませている、、
囲う日から、初めに、
視線その他を外しかけて、、