その影をもう当たり前に長く見詰める、、
こんなところへ、、
まとまりになって垂れ込んでいたと、、
長く見詰める目の、
その立ち姿に種々の騒々しい音が混じて来はじめる、、
その点にひとりでひらかれていることなどを知る、、
あたし、、少し影を見て、、
騒々しいかたまり、、
かたまりのなかに見をやる、
うれしいかもしれない、、
なにってかたまりのなかへひとつひとつ目が入っていって、、
うれしいかもしれないんだ、、
ここへこのような身体が跳ねて、、
続々と騒擾のかたまりを成してくるところなど、
まともに見詰めて、、
少しうれしいのかもしれない、、
その、欠け端(ハ)、として、、あなたがずんと出たよ、
身が成り立っているのかどうかというところから、、
ずらずらと、、あなたが滑り出でた、、
ねえ、
ねえ、のぼ、と・・・、
あたしは成り立ち始めているところへ、、
無言で、
ただに喝采の手をはいりこませたんだ、、
そこだけ表面が変わり、
そこだけ色が目を回して、、
なにをか無言で応えようとしたろう、、
あたしはすっと熱を下ろして、、
ただ端で見てた、、
ほ、ほほ、
うれしいのかもしれないのじゃないの、、
いちど垂れたままにして、
方向を、ただ嘘みたいに見てる、
なにか、次第、次第に、、
その影の中で増えていく響きの、
まんまなかへ、、
まんまなかへいくつも腰をおとして、、
その先の、、
ただ見えているものの全体が口をアけているところを、、
ほほ、ほほ、
ほほ、
見詰めたいだけ見詰めてきたのだから、、
それは、うれしいのかもしれないじゃないかしら、
などと、、
いちようにそこへ呼吸をあらわにして、、
混じたいだけは混じ、、
吸われたいだけは吸われて、、
目の前に、
また粗く響きが重なったところ、、
いくつか隙間に、、
ただうれしい目を容れ、、
静止して、なにとなく待っているところがある、、