さ、そこに立ちましょうよ、、
後残り幾枚も幾枚も身体があるという表現は当たらないのでした、、
また、新規に私が次から次へと生まれているという考えも、、
さ、それよりも、揺れ、
それよりも、ズレる、、
どっこい、どっこい、、身を、、がさり、がさりと揺れ込んで来て、、
そうなの、あたし、そうなの、と一声掛けましょうね、
一声で掛ければひたひたと波打って伝わって来ますから、、
あら、あたしがそのようにここを体験して、、
もう無数に生きている、、
私が知っていること、から、、
細い糸が見えて、、
なにかにつけそれを手繰る手繰る、、
その先、
さ、なにに対して、これは膨大なのでしょう、、
身体が、一片であること、
つまり全風景を、
見つつも一片であること、、
わいわいざわざわとその時間に流れて行きました、、
さ、さて、こんなことはありませんか、、
見事に同じ場所、
見事に同じ人で、、
一片が、一片として、一片と出会う、、
しかし、私たちは揺れて来た、、
そうです、私たち、私たちは揺れ込んできました、、
ね、それが分かるには、たった一声で良いんです、、
いいや、声でなくたって良い、一音でもいいですよ、
たちまち私はこの領域内から少し分厚い膜を発見す、、
おおっと、随分短い揺れ込みを、
小刻みに、小刻みに続けて来て随分なところまで来たな、
と、一言しょうか、ね、一言しょう、
なにやかのこの肌から、
あらわれてあらわれて踊る、、
私は小さな細い糸を持ち、
ここに集まったのなら、、この線にそって、うんと踊ってゆくしかないのじゃないの、、
よし来た、そうだそうだ、と周りも音声を発しましょうさ、、
ただし軒並み、揺らり、揺らり、
互い互いのさ、、その、揺れて来方を確かめてさ、、
糸がちょうどこうのびているにしても、、
そこで関係を新たにするのがまた面白いのじゃないの、
ね、各々の行き来はスローモーな、
なにという響きのなごやかで、、
私はうんとうんとその輝きのなかにはいると思いましたよ、、
ひとがまた息を発し、揺れを持ち、、
あたしは遠景まで含んで、、
響きを、、なるたけ遠景まで含んで、、
腹の底というほど深くでなくても良いから、
さ、どうと腹中からこの細かい揺れのひとつひとつを含んで、
一音が鳴ってくれたら良いな、と、
その時、周りの人々がさ、、
あ、あの音もあの音も全部皆あの一音に含まれていたな、
なんどとね、言えたら良いな、というようなことを、