あたくしがはげしい名をかけているからと言って、
突然そこに生まれたりやしないけれど、、
浮遊、浮遊が続き、、
一体全体どこにいるんだと思わないではないけれども、、
言葉巧みに、、
いや、そこへ、ひとつの声の響きでもって身を置く、
ような形を見せていようと思うのです、、
つまり何処へ出てきていたっていい、とそういうふうに思うのでした、、
(はあ、はいなにと、なにとなしに身体が広範囲へかかっていくのを見つめているのでした、いやはや、不可思議だとは少ししか思いませんでした)、、
液を持っていて、液が揺れている、、
わたくしは平等に揺れ込んで行きました、
非常にあけらかんとしたなかへごとりごとりと揺れ込んで、、
ただ垂らすのではなく状況に色味を付与していくような、一連の動きをするのでした、
過去の仕草の名残りが身体のなかで随分と間隔をアけて心地の良いように響いてくる、、
私は、眺めた、、
仕草が、頻繁になった、交代した、、
そのいくつもを眺めるようにしていた、見ていた、、
ふたつの呼吸があらはれていた、
ふたつとも呼吸していた、、
定かではある、、その全てがうまく歩んでもいる、
うまく呼気を運んでもいる、、
そのような、言葉の体系のなかに、まず疑いもなく、静かにあれることを、祝いましょう、、
それはそこからだらりと剥かれてきた良いようなものです、、
ほうとひといきのうちに吐いていたら良いようなものです、
なにとはなし、いちの、火が揺れています、
おそらくいま発火して、身体の中で、、
それは永続的な、
例えば、発火した、永続的、それをずっと先の側、痕跡となっているものを確かめられるほどずっと先の側にいまして、
それはどう触れ得べくものでしょう、、
か、それは、明らかではないけれども、、
呼吸を繰り返すたびに、呼吸のなかに、しらずしらず張りついてくる一切のものがあると思われるのでした、
それがどう振動しましょうか、、
明らかで、肌になる訳ではないけれども、
憧れが、向こうから響いてきて、
私の方へ、存分に差してきている、、
そこで、私がかけている名というものは幾分かならずとも激しいのでした、、
いつでも揺れ込みたくて揺れ込みたくているのでした、、
それも呼吸のなかに上手くかけていきましょうよ、、
ありとあるそのマに、簡単に火が付いて来るのですから、、
もうそれから激しいですから、、
揺れた姿を見、
声を幾層にも分けて、掛けていくんです、
それが、方向を持ち、え、
また方向は、そこに違う振動素材を蓄えてゆきます、、