<1552>「晴天が何であるのかを知りました」

 なにやかや、きいていると、これは、魔セイの上を通っているものだと、思われた、、

 か、しかし、特別な呼吸法を必要としていた訳の、ことでもないだろう、、

 そのまま膨らんで、

 そのまま細部へ、随分と潜り込んで、来たものです、、

 私は、いたずらに意気込む、というより、

 姿勢の、ただ、僅かずつしか力が入っていない、そういうようなものを、ひとつ目指しているのではないかな、と思うのです、、

 そのまま呼吸がこちらへ来て、

 そのまま内部で、内部でそれは愉快に跳ね上がるように、

 私は、ひとつの仕草でいつまでも構えていました、、

 

 どこからか、草々、まともにかぶれ、、

 私は風の中に僅かに立っている、、

 何、イロ?、何、という惑いも、そちらこちらにあり、、

 仕草の、激しさを、、だんだんに、透かしていく、作業に、

 私などが、はいっていると思われた、、

 そうすると、声のいだしかたと言うのかな、

 いいや、声のその響くさまのことではない、

 肩口から背中の骨、腰の辺り、、

 そのへんに、力が固まって集まるのを、ゆらして、

 ただあたりまえの姿勢に入り、、

 今日の外気温というものはこれくらいかな、

 と感じるその程度で、同じくらいの程度で、、

 身体全体を響かしていくのが良い、とそう感じたのでした、、

 どうしたって、余計と言いますか、しかし、余計なものというのはなくて、、

 力みがまさるということだとは思いますが、、

 その方向に物事があり続けば、

 そのような力の形になる、、

 そこで、、力を取ってしまうのではなく、、

 ごくごくフラットなスタイルで、、

 身体が順次移っていけたら、良い、ということなのでした、、

 

 私は組み立てる、、

 組み立てるのが好きです、、誰も、

 誰も彼も組み立てるのが、好きでございましょう、、

 私はその動きを追う、、

 動きを追っかけ追っかけしているうちに、

 感情は静かになる、

 そこに、感情がなくなるのでなく、感情が静かになる、、

 仕草があらわれてきて、、

 そのままゆっくりと今日の日の全体を見る、、

 うまく入ったと思います、どうも、、

 呼吸がそのような方向へ、ずらりとかたよって、、

 一番に、生きていたのですから、

 それは、驚かれることごとのひとつではあるのでしょうが、、

 その身、そのままの、置きかた、というのか、

 ひとつひとつの風の動きに、さらされていく、身振りの全体、とでも言いうべきものでしょうか、の全体の、呼吸を今の辺りから摑み始めているようにも思えるんです、、

 それで、そのなかにいました、、

 姿が、全部、そのなかにいました、、

 私は、晴天が何であるのかを知りました、、

 そこで呼吸をするのが好きです、