あたしはそこの呼吸のなかに上手く含まれましたよ、、
いやはや、
十二分に染み通って、いるので、、
いくらもいくらも身体の中を過ぎてくる、
私はきっと、現実にそこの舞台を踏んでも、、
なるほど、ずっとここにいたような、心持ちでいるはずです、、
そうやって、当たり前に、案内されてきた、
到着地点から、随分と離れるのだから、、
遠くの遠くの方へ入っていくのだと思うでしょう、
でも実際には、身体が向いている方は、こちらだ、、
次々に含まれ合う人たちのことを、
なんだろう、これらの人たちの呼吸のなかに、、
なんとも普通なのに、違和じゃないの、
風じゃないの、、
もうきっとあんな人はいないのじゃないの、、
という、
含んだ後でかき乱された空気の中で、
そのような語り合いが起こる、、
どうでもこうでも、、
風の方から言えば、、なにとも鈍いさには違いないだろうけれど、、
この人は気付いていないだろうが、、
また随分と層が重なって、
だんだんその重層の響きが、
穏やかに深くなるのじゃないの、、
あたしはそれを演奏してみたくなりましたよ、、
それぞれにそうですよ(それぞれにそうです)、
だからわたしはあいだあいだをすばやく駆けるのです、、
なんて、、
またではいくぶんか知らず知らずのうちに呼吸を分けて、
その代わりといっては何だが、
少しく鳴らせてもらった、というようなところが、ある訳なのだな、、
つまり、重なりの、一番底の方から言えば、
私は記憶していることの一番古いところだって皮膚なのだな、
覆いだよ、
覆いというものの、行き方を、、確かに知っているはずだ、
そういえばあのあといくらか枚数が噛んで、、
全く、誰かしら、、
この人のうたいは微妙に揺れてきている、、
あれ、あれ、、
しかし、私はこの人の声を通過しましたから、、
今またそれが伝わって、
それは、大部分が同じことなのでしたから、
あたしはここの呼吸に居たことがある、、
ここの揺れに、
という思いが駆けたことでしょう、それは私もそうですから、、
そうして、まだ、どういうことかは分からないまま、
新たに呼気を混ぜては縦に走るのでした、、
うたいの日の姿、
あれ、あれ、あの人は、、少しく快活に、、
どこかで穏やかな呼吸の出し入れを、会得したのじゃないかな、
どうかな、、
ねえその、重なりの、重なりの、つかねる為方をさ、、
良くなったのじゃないかな、、