<1573>「肌の中に響く」

 りゆうがあるだろうか、

 なにが、、

 なにか、理由が、あるのだろうか、

 いいや、

 いいや、、ただ、でもなく、身体にはまとまりもなく、 

 静かにひとつの流れがあるのでもなく、、

 そのなかに、まとまってだな、、

 りゆうが、あるのか、ないのか、、

 ただのひとつとしてそれは知らないのだという気がする、、

 私がそれを指し示しているもの、

 を、あとから湧く、

 小さく底の方で、温度を持ってくればいいもの、、

 

 肌は空間の中へ、、

 空間は肌居の中へ、

 続き、続く、、

 次々にひろげられるものだから、、

 それをぼうとした表情で掴まえてもいました、

 あちこちに見えて、

 あたしは点をいくつか持っていたのか、それらを、、

 当てて、確かめるような、形をした、

 この、数が増えてゆけば、当然分からないようなことも起きるだろうと、、

 その無数さを見ては思った、、

 だいいち、、身体が同じ場所にあり、

 当然に、あちこちで揺れ上がっているのだから、、

 出くわすことに、距離はないのじゃないか、

 私は、いっぴにいる、、

 というより、、重なりの内部にいてその端から端まで勢いが通っているのだから、

 と、感じているようでもある、、

 

 どのように肌を置くとしても、だ、それは、それなのだと、

 あたしはその場所に染みて、

 通路を持ってしまったから、、

 そこに浮かべたイメージと、

 いくつまたいくつまでも一致すると見えた、、

 網を持つ、

 声が、繋がる、繋がっていく、、

 それを、掬うや、いなや、

 時間の中に、つめたい姿をとり、あらわれて、

 肌へ触れたらばそこから続々と目が覚めていた、、

 あの、あの、、

 直に声を当てるだけで良いようなものだもの、

 そこここの方向へ、

 声を、また身体がその渦の中を通過するだけで良く、

 朝に覚め、、

 いくいくつもの層がまたこちらへ寄せて、

 こちらからはなにか先端の一音一音がまた重なってゆくと見えて、

 あたしはこれはほうと一声せずにはいらんない、

 いらんないなかを、、

 また、そこ、通してもらいまさ、え、もう野放図な、、

 何処へかに備わるひとつの全体の、生活のしざま、、

 まあなんとあなたの掛け声の淡白なものの、

 響きざま、、

 しかし、いくども会うのが当たり前だと思って疑わないようなところへ、、