<1569>「新しい精神の、呼吸の、泡」

 畳まれた身体の、

 畳まれた響きのなかに、、

 このようにして、当たり前に住んでいる、、

 いくつもの響きの仕方があるというのに、

 このようにして、住んでいるから、

 訳が分からないのだ、、

 巡り、巡る、しざまがよく分からないからと言って、、

 そのまま畳まれた身体が不明になるような、ことはないのでした、、

 ああ、なるほど、その方途の線の上に、

 真っすぐ立ちました、、

 

 あたしが身動きをして、、

 波が重なる、、

 それは特異点、

 それは新しい精神を呼吸しつつ、

 それは始まったそばから地面の奥またさらに奥へとつながってゆきます、、

 つまり、一歩をしますと、それは、途端に端のところ、

 よくよくの呼吸のしざま、を見せていました、

 あれ、あれ、なんどという、しざまを、まともに見るのです、

 そこで浮かびました、、

 あたしがどうであれ、回転し、、

 どうなりとどうなりとゆけ、と感じているところ、、

 その場所へ、当たり前に姿をするはずのもの、

 どんどん見えて、、

 どんどん泡立ち始める、、

 あたしが不明の呼吸の中で泡立っているのを、、

 遠方から眺めた、、

 時間のしざまに浮き上がり、、

 ばちり、と眺めた姿がありました、、

 

 一滴、一滴を身に付けてゆきながら、ではあるのでしょうが、

 あたしはその水分のしざまだけ、少しずつ回転していくようで、

 こちらを遠慮なしに見つめる、、

 ものの、ひとりの姿に、少しずつ合わせる、、

 合わせたところで、振るいました、、

 なにがなにどうどこ響くともいえで、

 ここを振るいましたから、、

 それは、揺れたままで、一切にありました、、

 本当にその回転の仕草というものは、

 私を含み、、

 遠く離れた日をも含んで、、

 ひとりたわんでいる訳ですけれども、

 それは、厚みであって、、

 横の距離は、大して変わってはいない訳です、

 そこへ、だから、同じ場所なのだろうと思って入って行ってみると、

 厚さの分だけ、いくらか違って来る訳ですから、、

 どうも、これは、同じ距離であるという、ちょっと不思議な困難に触れるところと、まったくなるのでした、、

 まったくあなた、姿の誘うままに、出てきて、、

 違うリズムが張りついて、いる、、

 時間の後ろ、、

 現在時の、少し奥のところへ、、

 あっというまに線が入り、

 身体全体で、振るえてきていたところだった、、