<1558>「私は照明になり肌になった」

 な、そうか、、あたしが響くと言い合わせれば、そこに、居る、

 いくらも、なに、声になって、まずは、柔らかい、

 線が張る、

 びりびりと、時間毎、に、こちらの方へ、渡り、、

 あ、そう、あの空間と匂い、

 全体でなんのきなしに持っているもの、

 もっと思うより長い範囲で持っているものが、、

 前後もなく、つたい続けているのだ、

 それから、全身は、覆われてしまって、、

 そこでの振舞いが、風向きの微妙な違いとして、諸々全て残っていることだろう、、

 

 私は、それが、別立て、呼吸をあらたに持っているような気がしました、、

 気のひとつをそこへうまく刻みつけてきたからか、、

 そこからの風が、ひどくあたりまえに、ここらの私を吹きつけている、、

 そこいらの私はなんとはなしに聞こえる、

 昔、そこに肌があった、

 肌がある、姿を鮮明に捉えていた、、

 私は、形になる、

 この全体で、うまく華やいだ香がうまれ続け、

 私は、全体になる、、

 うまく軽やかであり、どこまででも引っ張られていった、、

 身体が鳴っていた、

 透明な通いに、いくつもの、そのはしゃぎざまがのっかっていた、、

 私は、照明になり、肌になった、、

 こうこうとその場を、

 こうこう、、

 はげしいさまの、ここに、集中して、あられる、、

 全部うまく呼吸した、

 全部の生きている目印に、、

 

 姿、形で、一等、動きが、香を含んで来るのを、

 さしてくる日をもとにして、見ていた、、

 私は、終始する、

 そのハタのひとつひとつの、ぐらりと揺れるさま、

 おお、うしろ、おお、前、前も、

 息をしている、、

 誰彼構わずこの同じような香の中に含まれて来ていて、

 それは、生活の中まで、

 それは、生活の環境音のなかへも、

 あたりまえに放出される、

 私は、浮き上がった、、

 私は、このはじけざまのなかで静かだ、

 冷静であるや、冷静でないや、を、問われてもそれは分からなかった、、

 私は、答えていた、、

 うまく納得させるのでない、うまく、

 うまく風が入るよに、

 私は、日毎だった、、

 しかし、長期の、リズムを持って、歩く、、

 この歩行のなかに混じり、揺れる、、

 いちれんの、少しの呼吸で、

 すっかりと、よい、とても浮かびやがり、来ていた、、