鳥はどこへふる。 あなたは緑色になって訊ねた。 小さく渦のなかに、濁って鳴るもの、かねてより掬うひと。 水面は恥じらい。あなたの頬が映る。 あなたは掬う、静かに染み、軽々と放たれていった。 ひとはいつか、はばたきの予感のなかに眠っていた。 徐々…
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