夕枯(ゆふが)れ、
きりのない、、
あるいは街路の自然から、、
のちの呼気の湧き出す、
ただ慰めに追いかけた一言(ひとこと)の、ただ潤(うるお)はす、
はずれて、、
からの息のなか、、
あなたを見つめる、
あなたが弾む、
ひとの一切、、
隠れたえくぼ、
不埒なヒ、橙のヒが、ただわけもなくぶつかっている、、
それですくと立つ、
それですくと立つ、
新しいひらたさ、
わたしの音(おと)が、際限もなくのびてゆくような、、
なにに、
なににとりつかれて、あなたのもとへいつのまに、、
いつのまに来たりて
声になにや、
声はいかほどのものを混ぜ、わたしに触(ふ)るるや、
あなや、、
さわりさわり、
ひとは近づく、、
あなたの喉が記憶の役目をすること、
それから、、
わけても魅惑な、あの胴の震え、、
胴間声、
過去素顔のささやき、、
あらたなまま、
まだあらたなまま、
まだみ、たまう、
わずかな裂け目、
触(ふ)れ、出で、来、き、こよい、
さわぐ、、
過去幾たびのよろめき、
わたしは声をまぜかえす、、
ただの日の照りや、その枯れてゆく姿、過度の草の匂いなどに身(ミ)を沿わせ、あるいは声としてのび、、
くわえた息をさっと握る・・・