経て、経て、よろめき、
あさて、あさて、わたしははばかる、
眼差しの線の先、ただのはだかに、
ひとの踊り移ろい咲き、透明な熱、
わたしは凱歌、
たれかただの困惑と言う、
困惑と言うなかれ、わたしは凱歌、
あなたは進み、あなたは踊れ、
街の先に喉をひらき、その言(こと)を継げ、
あァ、あァ、そのそばに咲いた、狂おしいざわめき、
ひとは外を向いた、
あてもない、あてもない、姿は古びず、
きりのない、きりのない、夜(よ)の酔(よ)いは過ぎる、
あわててなぜか、ラッパのイメージのなかに棲む、
ここはひといろ、
ここはふたいろ、みいろ、
当惑線の先、あなたの微笑み、
微笑みはいつもひとの凱歌であれ、
ただ眠るのを忘れた人々の・・・、
過ぎては映り過ぎては映りする、彼方のささやき、
あたしはこの足で歩いているのだろうか・・・、
ものの鳴く声、ものの肌はさわぐ、
ただの惑いならくれてやる、
わたしは惑いの凱歌だ、