<957>「葉、(午後を名乗る)」

 澄み、さわぐ、

 嘘と一緒に眠る、、

 燈下、

 燈下、、

 、、、

 垂れ、

 はハ、ハは、ハは、

 葉は、

 騒いだ、、

 ためらい、

 その汗、、

 滑らかな、、

 肌色を読み、

 明日(あした)は過ぐ、

 気(け)取られない、

 あまりに晴れていて、気(け)取られない、

 うずくまる、、

 もの悲しくなる、

 こんなにも閉じている、、

 嘘はすっと伸びる、

 ためらい、

 わたしは午後、

 そこでわたしは午後を名乗る、

 たれかの手のひらの上、

 そこへ乗る、、

 感興の走る、、

 そは震え、

 そうか、わたしは涙自身ではない、

 それで、どこから出(い)できたのかもわからない、、

 ちょうど晴れと場(バ)を交代する、

 あきらかにその、笑みでもあって、

 水はただわたしのなかで白い、

 嘘と日々とが新しく出合う、、

 わたしは泣いていた、

 鈍重な顔も今日は口を閉ざす、、

 すばやい、

 けわいはすばやく、粒という粒を撫ぜてみせる、、

 ためらい、

 ひとが呼気に乗る、

 晴れやかな誘い、

 眩しさに乗る、、

 チカチカしたヒ、

 その夜(よる)は安心していた、、

 見るもの、見るものが、静かに声を分けてくれる、

 それで、すんだ、

 見事に濡れている、

 辺りは全くの膜を持った、