隅々まで、なにという、仕草が出来上がってくるような、
香といい、それといい、
それといいながら、すらすらと、こちらの方へ、、
仕草が立ち上がり、
私は見る、、
その方を、ずらずらと見る、、見つめる、、
見つめているところへ、そのままただにあたり、
どこへ転げていくか、、
なにがそこへ伝わっていくか、、
まったく、不明の、、
それの、流れのなかにいたから、、
肌がそのままであれば、、
ただ香が立ちのぼってくるなかへ残らず私が見えて、、
ただ立ち上がってくるような、
その接触面、
接ぎ目を、、
もうほとんど不可思議だというおもいで見つめてみている、、
からだが芯を持ってそれ以上はどうか、
だらりと独特のしなり方をするのかやらか、どうか、
まっすぐに、その私というもののもの姿を、、
じりじりと見つめている、、
あれはここへどう打ち、どう響く、
伝いの、、
目にするままに伝いの、、
しぐさを見分け、
ともども、すみやかに走ってゆきながら、、
ともども、身がほろほろとほどけて、、
ここへ、
着地して、接ぎ目、、
まともに手が触れ、
手が触れたあともそこからそれぞれに騒ぎ、
それぞれにはなやぎ、
触れてきてまたそこの接ぎ目から、混ざりから、
人は手を、、
同じヒのような膨らみ、
膨らみのその端緒、、
へ、まともに手を置いたままにしているのが見えて、、
ただずらりとまた滑り出して来る、、
身体からはみ出て来る、
流れ出して来る、、
声はきかないでもそこへそのままに、いくらも形を持ったものがまともに、伝い出して来て、、
ましょうめで、手を、、静かに振っている、
静かな時間に合わさっている、、
身体が、ほうけて、、
ほうけたままのそのいちにんの姿を、、
そこへ見留めて、
なにが、なにへ、響き合って、、
合わさって、、
とそのままで、、ずらずらと滑り出して、来るのか、、
まったく不明ながら、その場へ、、
肌に違いないことを合わせ、
その繋ぎ目、、
人が黙って手を置いてゆく、置いてゆく、あたたかくなる、、