<1494>「渦のなかの通りを探る」

 そのたがいのあらわれをまた流せ、

 肩口から足の先きへ、、

 びび、びりと振り、そのまま、、

 また打って、かやせ、そちらからそちら、、

 ただたがいちがいにふらふらと揺れながら、、

 思いある、、

 どどうと打つもの、思いある、、

 その真正面、、伝うもの、

 だから身体を容れて、伝え、

 ものをつかまえて、、

 どんと跳ね、跳ね、、こちら側へ、

 順次渡り、

 そのさまの姿の振り来かた、、

 あたまのうえへ順次くだってくるしかたに、、

 ひとつの線たる手をひきのばし、、

 どうと触れていたらいいと思う、、

 なにと湧き、

 なにと湧き上がった姿のままで、、

 

 通り、

 通りを数えてゆく人、

 たがいちがいの声をそのなかほどへ浮かばせ、、

 浮かばせながらゆるやかになり、

 ゆるやかになりながら手をすらトすらト伝う、

 その紋様を見せて、いくつも、、

 はたりはたりはたりト、

 香もまぐわって来ながら、、

 またそこへ黙ってなだれこみながら、、

 勢い、

 ちょうど下方で渦巻くところ、、

 どどと音立ててさわがしく生きているところへ、、

 順次渡り、

 順次入っていく、、

 心地という心地の、

 身体という身体の、身の、潜って来かた、

 それに、触れて、、

 

 触れたままになってかやせ、

 踊りやがれ、

 わはあは、たたた、

 そこからたたたと伝え、、肌か何か、、

 触れるもの、、

 明らかにそこで待ちはなやぎながら手のあたりべへ、

 すらすらト流れ、流れたら良い、、

 身になってそのまま触れるもの、、

 触れたらなにかなまあたたかい、

 手が隙間へ、、

 手が見えないところへ、ただ黙り込み潜り込み、、

 たがいちがいの声をかき出しているあたりへ、、

 そうっとほうけを寄せろ、、

 どこか、、たまりの方を見て、、

 目をアいて、、

 不思議に笑むとしたらこのたまりに、、

 上手く手が入り、、

 たがいちがいの声を渡せ、順次渡せ、

 そしていくらもはなやいだら良い、