<2520>「あのかわく時刻に」

 またここを静かにきき、

 垂れて、仕方なく、、

 私は歩のなかへ、

 しずかに連なり、、

 なにがなし、ここのまだひらいて、

 しずかにつながるを、

 あたしは確かめている、、

 ものが、

 どうとひらいてはいる、、

 えい、

 その響きの形のなかへ、

 まっすぐに入ってくれる、、

 通りのものがありました、

 

 通りのからだが、、

 ここにあるには違いがなかったのだが、、

 私はさわぎ、、

 このヒのなかへ、

 あなたを探る、、

 ものが、複数に、 

 そうして見えては、、

 こちらへ、静かに手をしてきます、、

 あなた、

 どこからかたむいた、、

 日が、

 どこへ流れた、、

 わたしはさぐりながら、

 ものがなか、

 ヒがなか、、

 次々に、さわりながら、、

 私は向いた、

 物事の、中央を、眺めていた、、

 だれか剥がれる、

 この地を踏んで、、

 緩慢に、

 ひたすら剥がれている、、

 のうと気づく一切も、また、

 剥がれて、

 私は乾燥します、、

 そっくり、剥がれます、

 今の呼吸を、します、、

 

 そんなながれに応え、、

 私もただ、地面を踏む、、

 ひたすらに、

 当たり前の速度で、

 踏む、、

 身体から漏るほど、、

 もろもろの反応が、ここに来る、、

 私は注意して、見つめた、、

 この時刻が一体何であるかを、

 見つめてみていた、、

 不思議な空白が出来、、

 私は、ア、と発することも、

 どこか遠くに忘れ、、

 ここに立ったままでいる・・・