明確に怒られることや、
あきれられること、
無視されることよりこわいこと、、
それは、冷たい声で笑われること、
ああ、私はずっと、
冷たい声で、
まるで私が、どうでもいい人間のように、
笑われるのがこわかったのだな、、
静かにみとめることができ、
私のなかをながれていた汗が、
止まらずとも、
落ち着いた、、
それはきっと、人間が、
悪気もなく持っているもので、、
淵源の記憶は、
母親のそれになるのだろう、、
守られてきたはずの存在から、
まるで、切断されるような、
ふふっ、という、
冷たい笑い声がきこえた、
そのショックの大きさ、、
その記憶の源に、
後から来る事象が重なり、
汗をかく、、
汗をかくが、
としをとってよかったと思うことは、
その重なりが、
一度目や、二度目ではないことで、、
上手くつかんだり、
整理したりすることが、
いつの間にか可能になっている自分を、
見出すことができるようになっていることだ、
私は、
まだ未熟な頃なら、
その冷たい笑い声を受けて、
萎縮して、自分がとても小さくなってしまうか、、
反発して、怒りで返したりしてしまうか、
していたでしょうね、、
でも、、
私は、笑われたときだけではない、
軽く見られたとき、
馬鹿にされたとき、、
同じように悪意で返すのが、とても嫌なのです、、
それは良い人だからではない、
具体的に、
そのように返しても、まるで気持ちがよくなかったという、体験を経ているからなのです、
だから、
そういう扱いに対して、私は、
誠実さで返していく、
思いやりで返していく、
人間力で返していく、、
これは、
私が優しくて、相手のためを思うからではありません、
絶対に悪意では返さないという、
私の生きる筋なのです、
私の戦争なのです・・・