<2982>「かっこいいと思うようにする、ぞわぞわしてもその場に居る」

 かっこいいと思うことにしてます、、

 なぜかそういう変化をして、

 なぜもなにも、

 もう飽きたのでしょうね、、

 そう言われることを、拒否して、

 やめてくださいと思って、

 好かれていくことを心底おそれて、

 もう、そういうのいいよ、、

 だから、

 冗談でもなんでも、

 言われたら受け容れるようにしようと思うんです、

 それで、馬鹿みたいに受け容れて、

 いやいや、

 そこまでかっこよくねえよ、

 とかげで笑われている方が、

 人間としてはいいではないですか、

 と思い始めた、、

 

 私にはちょっとした技がいくつかあります、

 披露して、

 おぉーっとなってもらえるようなやつがいくつか、、

 でも、それ、

 すごいからじゃないんです、、

 ただの私を認められるのが、

 心底こわかったからなんです、、

 なにか練習を積んで、

 その、

 練習の成果が評価される、

 これは、

 反対に、死ぬほど安心することです、、

 でも、

 あなたが好きだという訴えは、

 あなたが好きだという感情は、

 私が何かを積み重ねたとか、

 そんなこととはまるで関係のないところから飛んでくる、

 剥き出しです、

 ただの私を、掴まれている訳です、

 それが、

 こわくてこわくて仕方なかった、

 どうしてなのでしょうね、、

 

 いまだってやっぱりそれはぞわっとします、

 でも、、

 人間のありかた自体がそうだ、、

 何ができるから、

 何を持ってるからには関係がなく、

 好きになってしまうのが人間だ、ということを、

 腹の底で掴めるようになり、

 ぞわぞわしながらも、

 その状況に落ち着いてとどまれる、

 私がいつのまにか出来ていました、、

 としをとるのも悪くないな、、

 おじいさん、

 おじいさんのあたたかい手、、

 私は見つめる、、

 人間の、

 無言のメッセージを見つめる・・・