<3053>「一日が旅になる場所にいる」

 お前は不思議だな、、

 これは、

 核の苦しみで、、

 お前の、

 時間の経過にもかかわらず、、

 ずっと持ち来っているもので、

 変わらずある、、

 お前はこれごと吐き出してしまいたいな、

 しかし吐き出したら、

 お前という人間はここには残らない、

 残らないな、、

 

 なにか重荷を下ろせば、、

 お前は解放され、楽になり、

 ずっと先まで、

 天国が待っているという、

 希望ともよべない妄想は、なにだ、、

 私には緊張しかない、

 時には見当違いの、

 いたずらな緊張しかない、、

 それをよく分かっている、、

 分かっていて、お前は、、

 今日も一日、、

 汗をかく、

 汗をかくだけで、、

 生はまた静かになる、、

 生はまた重さをふくんで、、

 しずかにことにあたっている、

 しずかにからだにあつまって、、

 私は盛んに手を振る、、

 

 私にはしゃべりたいことがひとつもない、、

 私には訴えかけたいことが、、

 私は、

 自分が生きていることがどういうことなのか、

 日一日と分からなくなり、

 自分が先に進むことの、

 言い訳にそれらを使わないよう、

 しずかに注意を払うものです、、

 人間の苦しみは減らない、

 人間の苦しみは雨に撫でられてしまう、、

 私は時間のない世界になる、、

 一日が旅になる場所にいる、、

 複数枚の絵が、

 私の時刻と撫でて回転し、、

 昨日をも、

 遠い昔に置いてしまう、、

 

 同じ人間が生きている、

 社会の中で、

 描く軌道は同じ、、

 しのぎきるのか、、

 倒れてしまうか、

 私は、

 倒れても、、

 手の仕事を離れないものです・・・