<1692>「日時の所在」

 日が差してから私は生まれて、長かった、、

 遠くの手合いの、ところ、、

 順当に歩が転がる、運ぶ、、

 自転車を、ぼちぼち、転がして行きましょうかという、、

 響きが重なり、、

 そばへ、そばへ、、乗りながら、移っていった、、

 私は、景色に、分かれていった、、

 どこまでも表情が重なるところへ、

 狙い、動き、、

 そのもとの響きの曖昧さに繋がる、、

 あ、今ひとつ声がしました、

 あ、今ひとつつかまって行きました、という、、

 あないに、誘われ、、

 あたしはずるずると滑って行くのだった、、

 

 その日のなかに、、

 今ひとつ膨らんで動いて、、

 行方だってさまざま、、

 もとに、騒ぎ、繋ぎ、きこえて、、

 隠れる、、

 隠れたままの日が、どう保存されているか、、

 どうはやしたてられていくか、、

 なにようの文字、、

 なにようの下地として、そこにあるのでしょうか、、

 一日は少しのもの、

 一日は無窮、

 その無窮のものがいちいち、

 少しずつ重なって、、

 また違う無窮になる、、

 あはは、はて、、

 この人にもあの人にも、、

 いつも会うと思っている、

 いつもよく風が通る人とここで、会うと思っている、、

 それはなぜだろうか、、

 それはいくつを数えるのだろうか、、

 いくつを数えたらここの日時になり始めるのだろうか、、

 

 私は、死なない部分が増えていくのを感じていました、、

 どうしても私は、増えて行きました、、

 増えて行くのに、

 相も変わらず、、

 一日は少しでした、、

 一日は全てでもあるのに、これは、当惑だな、、なにか、

 惑いに、当たるんです、、

 あれ、晴れて、、

 あれ、不可思議な呼吸の境い目に、、

 まっすぐに当たって行きました、

 なにか怪しい、甘味の風がひろがる、、

 別の日時から、なぜか、その風だけが来る、、

 どうして、、それは明確な時刻を携えていないのでしょう、、

 それは、固定点ではなく、

 無窮の重なりの、姿のひとつだからでしょうか、、

 私は、晴れて、、

 この様相のなかへ、、

 はっきりと表れているのをおもい、、

 なにしろ、これは、、これは大き過ぎるぞ、と、誰彼に聞こえない響きのもとで思いました・・・、