<1704>「内的な、道の燃焼さわぎ」

 投げかける声をのぞいて、

 一切が、沈黙に、、

 私はそこを行き、まどろむ、緩まる、、

 ひとつの手の形、、

 ひとつの飽和、

 ひとつの燃焼さわぎに、そっと、帰る、、

 

 あたしは内側がひらく、、

 帰っている、、

 しかし、ここは無際限でもない、

 僅かな量でもない、、

 適当な、大いさのなかに、帰る、、

 

 次々に集まって、ものをさぐる手の流れに、、

 そのまま、まどろみ、、

 また起きてさぐる人の、、様子、

 様子を、ひとつ掴み、、

 ひとつ流しながら、

 この場所で、形を立てて、ひそかに言うこと、、

 私が携えているものなど、なにもないと、

 事実とは違う実感を連れて、

 ちょうど、空気の通り道、

 分かれて、分かれて、、

 出ていくところはひとつである、はずなのに、

 分かれ、分かれて、、

 その装いのさまをきいている、ことになる、、

 ほう、ほう、、

 私は長い、

 ほう、

 私は、呼吸によって、長い道を、

 緩慢に、運ばれてくる、、

 運ばれてきたままで、

 過ごしている、、

 

 ちょうど、当たり前にあった道が、

 突然剥がれて、、

 今はどこにもない、

 また、どこにもないのが、当たり前になると、、

 私は、途方もないほうけの気のなかへ、

 しばらく入ることになる、、

 なして、消えて、、

 なして、消えて、、

 夢に踊っている、さまの現実味が、

 一段と増してくるのだが、、

 ほう、ほう、

 いよよ、いよよお、、

 燃焼だ、夢だ、、

 ここは、とにかく踊るところだ、、

 

 一所々々に声をう掛けな、

 緩まる、

 そのままで、線も十分、まあいも十分だから、

 一所々々に、、

 とつぜん湧いて出て、

 僅かに見えたろうもの、

 ふと流れて、、夢のなかで会う、小さな踊りになる