<1681>「あいま」

 やがて行方がどうだという声もききあわせて、、

 ここいらに放る、

 放る、放る、、

 ぺちゃ、、と、水分でついて、

 長い時間が経った、、

 長い時間が経ったところにいるのか、、

 穏やかでないとしたらなにになろ、

 不安心の、中心にいて、

 

 当たり前に表面へ浮かんでいました、

 そうですね、なぜかは分からないが、浮かんで、

 浮かんでいるまま、そのままに、、沈んで、

 浮かんで、沈んで、、

 あれは私の肌にもよく分かるのでした、、

 

 一見、拒否に見えるその渡り、その放りにも、、

 流れの向きを変えたらば、それで済む、というより、、

 流れの向きを同じゅうしたらば、、

 それで良い、とひとことであらわしたままに、なっていました、

 ほう、ほう、ほう、、

 さ、私にも同じところがあるぞ、おおいにある、、

 そのものの流れのなかに手を置き、

 なにとなに吸収したばあ、、

 しかし時々、時々でええが、

 外の方を向くのでなければ、困ってしまう、

 そこで通路は残しておくんだ、穴は残しておくんだ、、

 あれそうすると うち響く穏やかさにも出合う、、

 はいどうぞはいはいどうぞ、

 まったくひろがって、ひろがって、、

 こちらへと自由に顔を出しているぞ、と、、

 見える、

 なに堪え性のない、

 瞬時に爆発していきそうになるものがあるのを見留めつつも、

 手を入れてたがやしてゆく、、

 男の人は少しも気持ちが良いような顔はせなんだが、、

 調子というのが変化を見せながら、

 静かな道楽の心地良さに浸っているさまが、それとなくしれるのだ、、

 

 さあさ、響きだ、、

 私がいくつもの筋を持ち方々へのばしているものだからどこからどこからも響きが来て、

 来たままそこの景色になる、、

 現に通過してきた、印象的な場面ではなく、

 あいだの道、通路ばかりが浮かびやがって来るのもこれ、どういうことだ、、

 はい、はい、、はい、

 それ来た、それ来た、私はここで休息しているところなのでした、、

 休息しているとはどういうことだろうか、、

 私は畳のまにいた、、

 そこへ駆けて駆けて辿りつく、訳ではなかった、、

 ずっと以前はそこそこへ、先に辿りついても仕方がないと思っていたのだが、今は、考えられる通路、思い浮かべられる通路は思い浮かべて、無窮のなかへ通っていくといい、と言った、、