<1705>「住居の味」

 道を、そこに噛んで、、

 何か、最初の味がする、、

 何か、、移ったままの味が、

 あたしはそれに加わり、、

 最初の方面へ続く、

 あれ、払い、払うのと、、つながり、

 いくつもそこに見えているのでは、

 私は、呼吸をさらに最初へ、、

 道の、どこか深く、奥の方へ、伝える、、

 そんな、響きのなかに住んでいました、、

 

 私がここに一定期間住んでいたというのはなにでしょう、

 なにの響きをそこに、受けるのでしょう、、

 いまや、そこに回転する、いくつものしざま、、

 もののゆきかいざまに、

 見事な温度で触れていました、、

 見事な温度で吹き上げていました、

 なにだ、かたい地面に、続けざまに打たれた、

 点の軌跡も、そのように、振動して、踊りあがる、、

 今に来て、

 その様子を見ていた、

 今に来て、、

 そこからふわりと舞い上がるのを、見ていた、、

 

 少々こんなところで回転をするように出来ていたもの、

 にわかの踊り、、

 存在が、長い時間揺れていて、、

 私も、違う電気を走らせて、

 そこをぼうと見る、、

 見るまに、その、不可能な地点へ、、

 不可能事の笑みで、まっすぐに、

 まいちもんじに入って行きました、、

 私から来て、、

 私から向こうに去り、、

 電気のなかへ、静かに入っていく、それらの踊り、、

 

 その響きのしびれのなかに入れば、、

 肌はあなたのものに、

 一等あなたのものに、、

 その先々の味わいに、

 ひとつ、またひとつと流れていくからにして、、

 増えているもの、揺らぐもの、、

 駆けては過ぎるものなどに、

 一度に合わせてゆきました、、

 肌をそのように集めて、

 続くもののなかへ、私を、、

 静かに推薦してゆきました、、

 

 あの幻惑的な住居にひとつの呼吸を、

 ひとつぶの呼吸種を、、

 植えてゆき、私は先端の小さな、

 白い埃となって、、

 どこまでも飛散してゆくものとなりました、、

 飛散が、紋様、、

 私の絵となり、

 私の姿の中で回転する煙となり・・・、