あたりそうなの、なぜか、当たりそうなの、
え、どうして?
分からないけども、私には、そういう気がする、、
そういう気がするって言われても、困ったな、
なにで、なにで困ったのだろう、、
僅かずつしか挟まないのに、
挟まないままで、まっすぐにこちらへ、揺れてきているのに、、
そんなことは一体どこで、いつになったら知れるだろう、
私がまっすぐに手をのばしているところから、、
巻かれて、巻かれて、
ふいにここまできこえてくるのも、
それはおもしろくつかまえることが出来るだろう、、
遠のきの方で、、
はげしくなっているいちまいの様子、、
私はこちらへ向かって来て、
次から、次に、、このありさまを、ながれ、、
一切うちに含んでゆく、、
あれて垂れてくもの、
それらはどこから来、どこへ呼吸を渡すだろうか、、
はあ、
なにようの響きがこちらへまくりあげられて来るだろうか、、
一種の隙間から、、
通り抜ける、
通り抜けて風さえ大仰に含んでゆくのが見える、、
あれ、いつもこっち、もっとこっち、、
せつないような、、
私は今すぐにでも走り出したい、、
音が動き、
そこから全体をまとわりこんでいくこと、を、、
裸足で承知した、、
どうも、どうも、、
このままいくらいくらのものも踏んでゆく、
踏みしめて、、
そこはそこで固有の響きになっていくのだという、、
ひとつの長い確信が、、
まともに見えている、、
あたしも、ちょっと、含まれそう、、
そんなこと、分かりそうなものだけど、
どうしてどうして、いやに分かっているのよ、、
しぐさも何も、見えて、
はい、お世話になっている、、
あいさつから流れ、
あたしはいつぞやの風景を見ながら、、
揺るぐ、揺るぐ、
あたしはいつぞや棒になって尽くしながら、、
固着したものをそのなかへもらっている、、
あ、そこにまた、響きそうなの、
あれ、そうなのかい、
とてもとても、分かりそうなものだけれども、、
なにかその大袈裟な表情のなかへ全部が入ってしまいそうな、そんなような、、
一個のものだけれども、、
どうして、どうして、、
いちおんいちおんがうたがいの角度を持ちながら、やはり、含まれる、、