あなたもきっと線が立てた音を知っているはずだから、、
遠くまでのびているだろうの、
私は黙して特に何を言うのでもない、、
身体はどこでだって音を立てる、
人は、どうにか、こうにか、見つけた、
それはただの混線であって、混じるということであって、でも、なにか、忘れられないところ、
その眼にはなにか忘れられない線が映って、、
わたしがその先端を手に紛れさせても、
全部が分かることってないのだけど、
どうか、、
私のその切れ端の色を見ていて、
それでまた騒ぎのなかに育ってゆくから、、
青い日のなかはあんまり静かで、
私は距離を忘れる、、
距離を忘れて、あなたが立てた香りのなかにいる、
それで、どうだろう、、
あの嬉しい隙間は、
ほうけたようにのびてひろがっていたあの隙間は、
香りが存分にはいりこんで、
それで、どうだろう、、
私はすっかり見られているのだけれど、
それはいくつもの長い時間を取ったはずだ、
そうだけれど、、
もうたった一枚絵、
びりびりと表裏に触れるたった一枚絵として、
私を無時間で覗き込んでいる、、
それが、まわるということになったり、
駆ける、ということになったり、
いろいろなんだろうけれど、、
私はまた帰れるだろうか、
きっとその他人事の動きが、、
きっとまた帰ってゆく道を見出していて、、
それでまた豊かな香りのなかえ、
静かな青い日とひろびろとした川の同居へ、
まったく一歩で踏み入れるだろうか、
ということなど、まったくほうとした身体の持ち場で、
ちょっと考えているけれど、、
そこに、今、長く、
とどまっていた、、
中心点のない、
こんなところにいつもの香りがあった、と思うのだ、
揺れている、、
泡のようにおもいいだすものが、
線が走っていて、
それが嬉しいこと、、
ここはいつも風がよく通るように出来上がっている、
すみずみまでその香りの、
流れている、、
溢れてまた続くようで、、
私は見られている、、
こんな、私が重ねて歩いていた、、
道が今もあって、、
日のなかにはいって当たり前に立っているようすを、