<1308>「歓喜の時日、試み、」

 あ、転がる

 そうして試みにころころ転がるの、姿を、

 そうして、触れるのと、

 線を、

 ある、その、身体のなかに、

 というより、ぼやけてにじんでいたもののなかに、

 転がり、

 あなたのなかに線を映し出す、、

 

 映像を、

 それはもう渦を巻き多量な音を立てているとしても、、

 もの‐と、うごめきと、

 それをさわる、

 もうある時間帯からあなたの線にずっと手を、

 

 それが一瞬に付いて、

 空間に付いて、、

 さんざ揺れていたものも固着して、

 一定の沈思のなかえひそんでゆく、

 姿は、姿は、まず、あり、

 そこにあり、

 線の記憶を、動きを、もう、長いあいだ、長いあいだ、そこにあるようにして、くっつけ、

 固着す、

 

 あるものさらさらするものぴいと吹くもの轟音を立ててゆくものわんさわんさと流れるものはそのメのはに固着したものを捉え、

 (何を見たのか分からない)

 という表情、一様、それから、ゆく、

 過ぎるのはジニチ、

 私はまた線を呼ぶ、

 あなたに線を見出し、引きつけ、呼ぶ、

 

 引きつけられ どっと湧くもの、、

 全く歓喜も持たないで、

 どっと湧くだけは湧くもの、

 それから線はにじみ、、

 リュウニュウのねを静かに聴いている、

 あ、線、転がる、

 

 私はまた不明のなかにいて線に対する呼びかけを行い、行おうとした、、

 全くきこえない、

 が全く巡っていて、

 次々渦、 次も渦、次も次も渦、、

 そこえ手をひっかけ、

 彫ると、かくと、

 刻んだ線が、また点が渦になり、

 音もなく巡る、

 細かい発話が、粒が、巡る、巡るものの、

 肌はそ‐を受け、

 一様、一様、メのはに映る、、

 線は線上に多数振るえを備え、、

 振れて振れた、こぼれて、ひとりで、声の、

 そのなかの無歓喜、、

 どんと湧く、どんと湧くもの、姿、 線上のかるがるとした姿、、・・・