あたまに湿り気がきて、、
あらゆるものは波をうって、 見て、、
文字の跡、・・・
文字のあとさきを揺れる、、
ぼうと打つ数、
刻み、刻み、音立て始めた、、
まくらの道にひとりだけの速度をもって、、
身体も、そばで、絡みはじめる・・・、
その涼しい景色にひろいおと、
あくまで慎重な音させはじめた・・・、
流れる先を、 湿る先を、
私はひとり回転する先を見つめていく、
あらゆる質感が、
肌の名前のような確かさが、
それはひろいところへひたしきっていくような、
あたしが、何か、小さい穴へ、ぼうやり、ぼうやりと、揺れながら、はまりこんで、
何か、ひとつ鈍い音を、
鈍の姿を、、
この湿り気のなかにただたらたらと吐き出してゆく、
そのことがまた、鈍、をひろげる、
ぼうやりと鳴るからだ、
どこまでも続き、
ただの小さな底へ、底から、
身体の微妙な違いが、
違いからくる軽やかさが、
のびてく、のびてく、
のびてく、線を、あなたの線を、ふと見出して、