<1317>「波になく、波が巻く、見ていて、粒」

 同じ粒の範囲で、生まれて、死んでいた、、

 厚い、

 人がちょうどそのあいだに手を触れて、、

 反応、の段階、、の層、の恬淡、トした波、

 それがいくつもに今も分かれ続ける、

 ちょっとお、やそっと、のこと、いつまでも、、

 いつまでも、めぐる、

 めぐる、

 あれは散じ軽くなったものの空気に巻かれ、

 

 今も範囲で、ただあわただしくなりはじめた、、

 だいたい濃くなり、

 色を通うの、

 いくつも、いくつも、それが、その人みたく、映像みたく、ある一瞬みたく、つくりあげ、

 それを、映像みたく、見ている、、

 映像になく、見ている、、

 あわただしく湧いてくる場と空気は常に触れていました、

 通していました、

 お互いに対する、映像もなく、、

 ただ、めぐる、通ること、

 分からない、まだ、騒ぎの内側、、

 きっとこの騒ぎの内側へびゅっとひとりで舞い込んできてはただの変更みたいなものも一切せでまた外れていく、、

 それに接す、接している、接しられる日、、

 まだあわただしく日に対して幾度も幾度も鮮明粒が湧いてくる畳みかかる覆いかぶさるようにして日に対してあらわれてく、

 あらわれてく映像みたくどこにも映像はなく、

 無声の行き来、、

 

 陽のだらしなくあたるあたりに手あたりしだいに身体をひろげてまだ応答のない未生でさえもあるものがいくつもの反応、と情報、と閑静、と騒ぎ、を持っていて、

 ひとり陽のなかに前後、も左右、も嘘‐嫌い、も好んでする、もないまま、

 ただだらりと油けの少ないこの陽のあたりにようよう濃くなった流れをひらいてゆくさま、

 それを、見ている、、

 確かめる映像もないまま、見ていて、、

 それが、私が、走ること、や歩くこと、にしたがってもらい、また外へ吐き出されてくること、

 をひとりでに知り、

 いくつもに破れていく、

 けしてこわい月日ではない、

 また破れていくと、

 それは、月日と、いくらかこぼれたもの、内的に応答して、こぼれたもの、かけらの空気を吸い、、

 いくつも巻かれていく吐かれていく、

 それで、コンスタントに、

 コンスタントな月日に、

 一層の衣裳の脱ぎやり、覆い込み、てんで、舞い立ち、舞い立ち、、

 いくらも間に香が立ち、

 それは、陽も、混じっている、、

 内側、の騒ぎ、の端に触れている、

 を、見ている、映像になく、見ている、映像になく、