<1309>「鈍行」

 立ち居振舞います、、

 不足します、淡とします、、

 身体の手前に渦を巻かせます、、

 音はなんとなくいつまでも続くようにします、響きは曇らせますこもらせます、、

 そうして眩しい、

 眩しい身振りのなかを出たり入ったり、、

 時折駆けよったりします、

 

 はあ、はあ、

 漸次燃焼の身ぶりとろとろとろとろ

 とろとろとろとろとろとろ、、

 とろ、

 のち、、小さな輪を描くの、

 そ、は淡い、

 そ、は淡い香りと、

 温度の内側的、

 内側的な燃え方、、

 内へ内へ内へ・・・(うちへ)差すような、

 潜り、

 やがて散じ去るものが内にこもる気配、

 その温度、内側的、

 視線、だんだん眠りと変わらない、

 だんだんだんだんだんだん眠りへ、

 その皮も、輪郭も、なのだか、

 あるのだか、ないのだか、

 よく分からないんだか、

 流れたんだが、

 曇ったのか、曇り? 一秒ごと散じ去る曇り?

 

 それは鈍と光なのか、こもる?

 それは、こもる?

 また幾万‐時間に時間をかけていく‐よりスロウに曇りに響きの不透明に不鮮明に、

 粘りついてきているの、

 どんどんどんどんどんどん、

 スロウなのかダウンなのか、

 なんだか、、

 傾げた首に幾万‐時間の方向転換がかかる、、

 こ‐は止まっているのか、

 いや、こ‐は、止まっていないのだ、、

 そうなのだ(とろとろ)、

 減速ではなく、停止でもなく、

 これはただ鈍を身体のなかにひらいていくこと、

 鈍の色、

 鈍の動き、光り方、、回る、それ、巡り方、、

 いくらも湧いてくる仕方、

 身体が作られていき方、

 合う、光に、

 だいぶ内部に、、

 軽やかな曇り、、光を通してもなになのか分からない‐とうてい得られない曇り方に、、

 言もまた粉をいくつもつけて、、

 ゆっくりと円をかくような、

 光のような、

 このテンポなのか、なにだか、分からないオきかた、