2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

幸せな境地を静かに受け容れることが一番難しい

幸せな境地を静かに受け容れることは難しい。そして、それは何にも増して、一番難しいことでもある。 不幸な境地を静かに受け容れることは、そこまで難しくはない。たしかに、その状況に置かれたときの心持自体は、あまり宜しいものではないかもしれないが、…

刺青を彫る動機

ガタイの良さや、当人がコワモテであるかどうかに関わらず、刺青が入っているという、ただそれだけの事実で、その人のことを怖いと感じてしまうようなところがある。 また、怖いだけではなく、 「刺青を入れてしまうと、様々な不便があるだろうに(温泉やプ…

中庸であるつもり

中庸であるつもりで、人の歪みを笑っている。 中庸であるつもりで、人の偏りを非難している。 中庸であるつもりで、何も表明していないだけ。 中庸であるつもりで、何の意見も、持っていないだけ。 そうして、分かりやすく歪み、偏った人を、非難し、憐み、…

特別感を、他のところで得られるならば・・・

3日前に書いたものの続きを、またひとつ書きたいと思う。 私は、 「魅力を感じた相手に欲情する」 という性質を、「カップル」などの制度でもって不自然に制限していることに疑問を感じており、 「ルールは守りながら、もっともっと性解放して行くが良いじ…

連結したいなあ・・・面白いんだけどね

以前、『会話が上手い人達を見ていて分かったことをとりあえず』で、会話のズレは放っておいた方が面白いし、会話自体も膨らんでいくんだ、ということを書きました。 それで、その後いろいろと観察を続けていても、その考えは間違ってはいないということを確…

多分、それじゃない

直接の理由かは分からない、曖昧な理由を提示して、辞めていく人がこの場を去っていこうとする。 それを直接の理由だと信じて、解決策を提示し、残る側の人々が必死に、辞めようとする人を説得している。 会話の応酬を傍で見ていた私は、何だか気まずいよう…

皆で望まぬ我慢をしていないか? していないのなら良いのだが・・・

「彼女がいようが、他の女の人と良いことをしたいと思うことは、やっぱりあるよ」 と、ある人が言った。その発言がなされるや否や、その人は非難の嵐に見舞われていた。しかし、私はその人のことを素直な人だと思った。 それに、非難していた人達も、正直に…

そもそも、短いスパンで替えるのが前提って変だろ?

私は今、普通の携帯を使っている(スマートフォンは使用していない)。用があれば電話もメールも出来るし、ネットで電車の乗り換えを調べることもできる。何の不足もない。 しかし、周りの友人たちは軒並みスマートフォンを使用しているが為に、私ひとりが携…

話し始め、終わりのところでリズムを生む

普段、何か物事を淡々と考え、それを淡々と口に出すというやり方に慣れていると、対話の場面などではいいのだが、こと、くだけた会話の場面などでも、その淡々としたリズムで喋ってしまうということが起きる。 別に、それで良いじゃないかと言われてしまえば…

全部分かっている自分と全部疑っている自分

ドアが施錠されていることを確認する。よし、閉まっている。出発しよう。・・・いや待てよ、もう一度確認してみよう。うん、大丈夫だ、出発しよう。・・・いやいや待てよ、もう一度確認して・・・。 自宅の玄関前で、こんなことをしている自分が心配になるの…

不必要だからこそ大切に

別に相手には悪気はない、むしろ大事に思ってくれているからこそ、私に向かって、 「あなたが必要だ」 という言葉が出てくるのだろうと思う。 しかし、有難いのだが、 「そんな嘘、無理して言わなくても良いよ」 と私は思う。 必要と言うのは文字通り、 「必…

深と浅、鈍と敏

かたや、神経質で、ふとしたことで眠りの浅くなる人間。 かたや、鈍感で、どんなときでもきちりと眠れる人間。 神経質な人、課題をしそびれることなし。いかに眠くとも、睡魔に負けず、最後までやり遂ぐ。またしかし、それは気の小ささ、敏感症の故でもあり…

馴染んでいるように見えても・・・

「○○さんは、上手く馴染んでいるから・・・」 辞める決心がついていたその人は、私に向かってそうつぶやいた。 たしかに、私はここで馴染めていない訳ではなかった。先輩方にも非常に良くしてもらっている。 ただ、私には、辞めていくその人の方が、ここに上…

「楽をしたいという姿勢」は、「やっていることが楽に感じられる」のとは全く別のもの

「楽をして生きていきたい」 という言が、他人の口から漏れてくる、あるいは、自身の内部から響いてくると、ヒヤリとする。おそらく、 「楽をしたいが為に苦しさを避け、結果未来がとんでもないことになる」 という想像を一瞬のうちに展開するからこそ、ヒヤ…

ポジティブ思考 ネガティブ思考 バランス・・・思考?

物事を前向きに、楽観的にとらえる思考のことを、 「ポジティブ思考」 とここでは呼ぶことにし、反対に、物事を後ろ向きに、悲観的にとらえる思考のことを、 「ネガティブ思考」 と呼ぶこととする。 そうすると、私は一体どちらにより当てはまるのであろうか…

隠すことの方がみっともないんだよ

以前、『買ったのもダサいが、捨てるのはもっとダサい』という話を書いて、今日はまたそれに似た話になるのですが、つまりは、どちらがよりダサいのかというテーマで、少し書いてみたいと思います。 それで、何についてのダサさを論じるのかというと、「家庭…

「尽くす」と「媚びる」

私は今まで、 「尽くす」 という言葉が、具体的には一体、どういうような行動を指すのか分からずにいて、今もそれは、ハッキリとは分かっていないのだが、それでも、私が過去、これは、 「尽くす」 だと思ってやっていた行為が、実は、 「媚びる」 であった…

腕力に対するコンプレックスと安心と

私は、自身の腕力のなさ、肉体的な力が弱いということについてコンプレックスを、あるいは安心感を抱いている。 腕力がないということを非常にコンプレックスに感じるようになったのは、小学校高学年から中学にかけての頃であったように記憶しているが、やは…

コノヤロウ、死ぬほど寝てやるぞ

うう、もう朝か・・・。 さっき寝たばかりのような気がするぞ・・・。 眠い、眠たい、眠すぎる。睡眠不足は明らかだ。 起きなきゃダメか? 起きなきゃいけねか? ダメだろなあ・・・。 休んじゃならねえ、いかなきゃならねえ。 「コノヤロウ、帰ってきたら死…

力が有り余ってるときに助けられたって良いじゃないか

『自立ということは、依存を排除することではなく、必要な存在を受けいれ、自分がどれほど依存しているかを自覚し、感謝していることではなかろうか。依存を排して自立を急ぐ人は、自立ではなく孤立になってしまう』(河合隼雄) 自らで出来ることは自らでや…

確認したがり

ベランダに隣接する自室で休んでいる。窓を閉め切っていては暑いので、網戸にして風を通している。 ふと、ベランダの方が気になり、網戸を開けて、ベランダを覗いてみる。・・・何もない。また自室中程まで戻っていく。 暫くして、またまたベランダの方が気…

私は誰と喋っているんだ

これはよく、中学・高校時代に疑問に思っていたことだが、何故、5~6人程度で輪になって会話をしている時は、とてもスラスラと軽快に喋っているのに、誰かと2人きりになった途端、急に喋りが拙くなる人がいるのだろうか。 反対に、私などは、仲の良い友達…

どうやったら怖がられないか

用もないのに、知らない人から声をかけられたら怖い。しかし一方で、用もないのに知らない人に声をかけたいと思う自分もいる。 自分が、 「怖い」 と思うような事を、人に向かってするというのはどうだろう。あまり褒められるものではない。 用もないのに声…

伝わるかもしれないじゃない 伝わらなくても面白いじゃない

『相手に伝わらなくてもいいんだと思って純粋さをつらぬけば、逆にその純粋さは伝わるんだよ』(岡本太郎・『強く生きる言葉』より) 私は常々、 「異性を所有したい」 という気持ちになる意味が分からないということを書いている(もちろん、好きにはなるの…

もうちょっと待って

冷静に、かつ穏やかにミスを注意してくれる人達のことを、ことごとくイライラさせていくのが上手い人がいる。仮にここではAさんとしておこう。 何故Aさんは、穏やかに注意をしていたはずの相手をイライラさせてしまうのか。別に、態度が悪いとか、人間性に問…

「やりたいことが具体的」なんていうのは嘘だよ

「夢や目標は具体的に持つ」 というのは、その達成のためにも大事なことかもしれませんが、だからといって、 「具体的にやりたいことがある」 とか、 「やりたいことが具体的に無いといけない」 なんていうのは嘘だよ、というような気がしています。 何故か…

ボタン1つで・・・

「ここのね、非常ボタンを間違って押しちゃった人が昔いたのよ」 「へえ・・・そんなことがあったんですか・・・」 「でね、警備会社の人達が、異常事態だと思って集まってきたとき、その、間違ってボタンを押しちゃった人は何故か笑ってたんだって」 「笑っ…

不安を分ける

今、私は、少しずつ労働を再開していて、それと同時に、自分のやりたいことも淡々とやれていて、非常にバランスの良い生活を送れていると思っている。しかしそれでも時々、 「もっと急がなきゃ、焦らなきゃ」 という不安が頭をよぎることがある。 ただ、この…

どっちも不気味だよ

ただなんとなくぶらぶらと街を歩いている。1人の女性とすれ違う。その女性は、思い出し笑いを必死に抑えながら、私の横を通り過ぎていった。 その女性が通り過ぎて行ったあと、私もつられて、思わず笑ってしまいそうになった。人目を憚り、急いで笑いを引っ…

「複数の相手が好きなのは誠実ではない」という話がどうにも解せない

私は、異性のことを好ましく思うことはあるが、対象がただ1人に向かって絞られていくということがない。つまり、世で言うところの、 「一途」 ではないのだ。別にそれ自体は良いのだが、世の中の方で、 「一途」 こそ誠実であり、 「複数の対象に好意が向く…