あらわれるまだこころのなかにからだとともに、
あらわれること自体が、
私を芯から目覚めさせてゆく、、
私は、
わずかなしらせから、
あなたの存在の表面に出て、
ことばをなげてゆく、、
からだの表面、、
あなたがうつり、、
私はたえず流れていく、、
まだ身体も見えない、、
出来たばかりの時刻から、、
私はふえてふるえてゆく、、
あなただのにしらず、、
あなたは声を発す、、
存在の平面に向けて、
あなたの音声はひらく、、
皆ばらばらになり、
あなたの音を受ける、、
あなたからだしよう、、
まず生まれよう、、
しかしこころなしか全体がべとべとする、
泣き叫ぶ、
生まれたことをしらない、
そんなはずがあるか、
あたしは沸騰する、、
あたしは影、かたちのなくなるまで、
からだを泣いて、
泣いて裂こうとする、、
あなたは裂かないと生まれない、、
そう告げられたら音声が、、
あなたの耳と、
私の腹とを通過して、
からだがふるえる、、
からだがちがうものになろうとする、
予感を、、
ひたすらに生きていく、、
ひたすらに水を集めていく、、
あたしは袋になる、
袋が内側で、
独自の生命を持ち出している、、
あたしからだ、、
あたしぽたぽたたれた、、
ながれて、、
あとでかわいてしまい、
匂いもなくなり、、
人の、
呼吸のなかに、
記憶にもならないものを、
そっと残すために、
移動する、、
私そのなかへ移っていく、、
そのなかでしゃべっていく、、
そのなかでふけっていく・・・