再び手を挙げている、、
からだの、なかの、
電気の声や、
あまい脂肪を含むところが、
静かに、
緊張した目で、
この、
動作のひとつひとつを、
見つめているのが分かる、、
あたしは、
それら粒や、
印に近いものを、
ひたすらにおのれへ、
おのれへと集めて、、
ここが、
ありとある人にとって、
楽になる道は何か、と、
しずかに考えている、、
まず、
この人の、声からなる、
構造体を、
しっかりと身体に入れること、、
入れたところから、、
私が二、三、
提出できる部分を、
考えてみること、、
考えたうえで、
私には何か、、
しずかな液の流れの波立ちに似たもの、、
その人の、
時折の苛立ちに似たもの、
その波形を、
包むにいたる、、
そのからだの感動がある、、
私は、
それに応えて、、
歩を、ひとつひとつ、
すすめて、、
またいちようの、
液の並びに、
感覚して、見入る、、
そんな存在の、時間になった、、
私は、
何か私からはみ出した形も、
それは一部の姿として、
またまとめこむにいたり、、
私は、
ふっと、、
この地上にころがりでるところから、、
あなたのかげの、なかで、、
しずかに呼吸をする、、
また安らかになっていく、
またはげしい波形になっていく、、
からだの上に住む水の、その紋様と異ならない、ところへなっていく・・・