<2864>「引き受ける」

 あなたもまだ知らないうちに、

 はっきりとなかに入れ、、

 そのかたまりのなかで、

 私は上手く混ぜられている、、

 どこが最初、

 どこが最後、、

 あたしは、

 あの皮膚にうまく巻かれて、

 内語を発しつつあった、、

 うまく残せた身体に、

 あたしはこれを、

 いくつも積んでいた、、

 

 いくつもまだかたちのない、

 からだの増えてゆくすがたに、

 私だけをおいて、、

 しずかなからまれかた、、

 あたしばかり先へ、

 ものがもれていくというほど、

 たしかな記憶でもなく、、

 あなたは困り、

 あたしも長い、、

 周回の、

 そのはてまでめぐるものとして、、

 あなたをつかまえた、、

 私はまず、

 おのれの内語を、

 内世界を、

 確かなものへと育てていく必要があった、、

 現実を少しは立てていくのではないかしら、、

 あなたのそのからだに、、

 しずかに確認して、いくのではないかしら、、

 わたしはのぞかれ、、

 すべて漏れていく、

 すべてみっともなく、、

 からだばかりがこの先にあり、、

 しずかな液、、

 あいだとあいだを見つめる、、

 あたりまえの目、

 その運動、、

 私ここで、

 これを抱えながら、育ったの、という、、

 ひとつの困ったありかた、、

 

 私は、責任ということを考える、、

 それは、

 各々、能力のあるところに発生する、、

 といっても、

 何かを謝るとか、

 何かの拭いをするとかいうことではない、、

 能力のある部分では、

 多かれ少なかれ、

 何かを引き受けなければならないということ、、

 調子に乗っている場合でも、

 落ち込ませている場合でも、

 照れている場合でも、ないということ・・・