<2190>「糸の声に混ざる」

 濃い色の歩行をしていたんだ、、

 なかに、なおも、

 回転しながら、、

 生まれ続けたその姿の、、

 なかに入る、

 私が振るえて生まれた先の、、

 その姿はどこに、

 その姿勢はどこに、、

 声が漏れてくる、

 声が繋がってくる、、

 

 次々に走る人のなかに、生まれ、、

 それから徐々に渡り、、

 身体などを知り、

 揺らいで生まれ、、

 言葉は繋がり、、

 その方向へ走っている、

 身体がかたまり、

 今に住むもの、

 今に身体が生むもの、、

 ハ、

 しずかな場所に出たものだ、、

 ここからほうという声があがる、

 妙に熱、

 身体を帯びて、、

 そのなかに混ざっている、

 あたりまえに混ざっている、

 順にきこえて、、

 あたしのなかに住んでいるもの、、

 それぞれが浮かび、

 それぞれが帰る、

 時間にかたまり、、

 しびれて生まれる、

 ア、

 たしかな足跡のなか、、

 人は見ている、、

 静かに回転する、

 それぞれが膨らみ、、

 時間のなかに育ち、、

 時間のなかに色づく、

 

 あたしの先の方、、

 身体が浮かび、

 身体が流れているので、、

 私はそのなかに入るんです、、

 知っていました、、

 いくつもの揺らぎとして、ここは、

 知っていました、、

 ア、

 たくさんの糸、、

 どうしてこんなに持っているんだろうと、、

 疑問に思う、

 強い光線のなかで、

 この場所を、不思議に思う、、

 この場所を、どこだと思う、

 アのひと・・・