たぐり直そうと出した手、だて、はぐれてく分からず、尋常な訪問と、移ろうお付き合い、
「の間で・・・」
ただ疲れただけだと揺らぐ音、騒ぐ目つき、ほら、ちょうどいい幅の、話はやめよう。
何のことはない、当然の情報が出たり、入ったりするところへ理解がやってきてしかし、また他のところで、ゆっくりとした疑いが肌を出す。
「確認を・・・」
何かを、確認したのだろうが、あくまでここに立ち止まる仕事はなく、後ろから、来た人の顔も、気持ちまたくもり、
おや、
おや、
通すよ、むろん、私も後でゆく。いやに暑がる。だが、いるままの疑いは大変自然な表情をしている(どうせ装いだ)、平気で漂うている(どうせやせ我慢だ)、なあそう言ってくれよ、と、誰がこのたび静かに湧き上がるかの話はせず、無碍、無碍と渋滞。