様子のなかにひとり居て騒いでいるのに、
出会い、
あなたは誰だと思う、、
あなたはその網を抜けてきて、、
今瞬間的に、そこへよろけるところ、
なにか、浮かび、、
歩いている気がする、
私は手の中を覗き込んでいるのだが、、
なにか、
そこに小さな火の種を見るおもいだ、
私はこんな輝きから、、
あたりまえに揺らいで、
あたりまえに歩をつなぐ、、
これがどこの歩なのか、、
私は知らない、、
私は液の、
どうしてこうなのかを問おうとしない、、
内証で過ごす、、
ひとりは内証ではないのだが、、
知らない景色に紛れていくうしろすがた、、
ああ、ちょっとそこを行く人、
燃焼する人、
影の人、、
私にテープを振っておくれよ、、
私はしばらく巻かれて、、
なんという帯だろう、、
不思議な電気のなかにいたようだよ、、
私はそこで眠れもした、、
安心して過ごした、、
知らない街に、知らない態度で溶けて、、
ここにはエピソードがない、
ここにはただ心地良さがあり、
寂寥があり、、
買ったばかりの音楽があり、、
話したこともない人の微笑みがある、、
ここに揺らぐ花も、
音を遠慮して、、
ただ悲しみを細部まで行き渡らせるため、、
ここに身体をアけて、生活している、、
最後のところで容れないのは、、
それは悲しみだからだろうか、
なにとなしにおそれるからだろうか、、
健康を感じないからだろうか、
わたしは温泉からの帰り道にあたり、、
そんなことを考えていたのではなかった、
そんな、、
ひとりの風景の悲しさを語っていたのではなかった、、
私は柔軟体操をして、、
部屋が踊るのに任せ、、
日常に糸を小さく通している、、
ああ、その姿の人、、
あなたを呼び止めても、
別に話すことがなかったので、、
なんとなくおかしく、、その間嬉しくあった・・・