眠る、存在。踊る、存在、というのを、
意識したところで、
私は、火のなかに来た。
側から舐めて、なかへ、一様に。
私は、火を見て、生まれていた。
な、なあ、
私は入ればさあ、
少し前の記憶に似通うのかねえ、
はらはらと音を立ててさ、、
どうして俺たちはここに来て、、
ここを見るのだろうか、
混濁した夢のなかに居たのだ、、
なあ、燃えてから、
私は温度のなかにいて、
この夢を、静かにたくわえていたということになるのだからさ、
私は記憶、
私は泡立つ、、
私は緑の咆哮としてその姿のなかに生まれ、
私は火、
私は似通う、、
垂れた、垂れた、、
お前は次々と地面のなかへ垂れていって、
ばらばらに垂れていって、、
表情はさら、
表情は空白、、
私が赤緑の光景のなかで生きていたことは背景になり、、
たださら、
ただ真白、、
あなたは溶けた、、
あなたは真澄の日のなかへまっすぐに入って来、
回転し、
凝固し、、
存在で、かわいて、目が醒める、、
あなたはひとつの光景のなかに身体を倒す、、
由来も、何も、言えない、
あたしは、とけてしまって、、
どろどろになるところまで戻ってしまって、
前を見て、
前の記憶を見て、
前の時刻を夢見て、、
このあきらかな白い場所まで堂々と、
参じて来た、、
さんじ、ばらばらになりに来た、
水が、死ににきた、、
そうして、
前の記憶に、
あたしは、火のなかでとけて、
少し前の記憶に、身体をつけようとする、、
これは高温の夢、
これは高温の眠り、、
ばらばらにほどけているその、
ひとつひとつの糸の、声が、、
しんとした表面に来る、、
私は、目をアける・・・