<1618>「なまあたたかい水の動き」

 かんがいに、水を含んでくださいな、

 え、なにです、もう少しの、、

 え、そこに、あたしのような、水流の、

 ものものを、いくつか、含めて、、

 いいの、・・・? 、ざらざらしないの、

 そのなかに顔をいれていたらいいのだと思う、

 わたしは隅に、回転して、、

 膨らんでゆくものだもの、

 それを含めて、増えてゆくことどもだものに、

 

 なにか、えい、あたしは、そこに、

 あたしはそこに、水を、ええ、含んでいるのかしら、、

 だれだれ、そうとは、分からないのだけれど、

 したたれ、なによ、

 なにようへの、奇怪な、しざま、互い違い、

 互いの、違いざまへ、しらずしらず、、手から、繊維から、なにから、触れはじめてきていることのようにおもう、、

 あれ、それはどうしたことかしら、

 なかざまに座り込んでいて、、もなお、あきらかな肌はそこへあり、

 どうにか、こうにか、中央へ、声をかけて続いてきていることとはおもうのだ、、

 なにだ、はっきりとはあらわれたな、、

 それはどんなき香とおもえる、、

 一途に方向を指し示しているだろうか、、

 そのような膨らみとしてはつかまえることが出来ないで、、

 おのおのの、かたまりのなかへ静かにはいってゆくさまが、、

 それははっきりと見えているものなのだ、、

 どれこれかが分かられ、、

 なかぼう、ほら、のところへ、じんとした‐たくみな身体を持ち合わせている、、

 のが、そのゆきかいざまとして、静かにあることとなった、

 あの声のよるざまとして、

 どんなにか遠ざかるかも、知らないでいた、、

 

 なにを、あんなに声をじり、じりといわす必要があろうか、、

 何ごとを確かめていたのだろうか、、

 それならばとすざまじくついていくおと、、

 かつ、かつ、・・・、

 あたしは少量の、水が、加わって、、

 鈍重になったところの、響きのなかへ、

 いっしんに、含まれていくこととおもった、、

 静かなら静かになり条、、

 その大袈裟な世界にどぶん、とおとたててはいっていたいような心地もするのだった、、

 だれかが、住んでいるの、

 なかざまに声をあてると一段とかわいて、、

 あれ、また水が足されたかな、、

 その、少量の水を加えんがために、、

 あたしは一層声を張り上げていた、

 こちら、こちらへ、あからさまにうつってくるものがありえ、

 そのなかで生きていたのだから、

 二重になる、存在の仕方も、

 そこここへ、あらわれるようになってきた、、

 が、どう、ふるえ、ふくまれていた、表面の、、

 さまざま、通りのしかた、合わせて、、